コラム~成蹊ラグビー

功名が辻ならぬ光明が辻

2025/05/14(水) 13:19

12-55(前半12-14、後半0-41)
この結果は端から見たら大敗である
でも成蹊にとっては暗闇に差す一筋の光明が見えたゲームとなった(と思う・・・)
前半はGw合宿の成果が出て互角の戦いを披露
大きな相手に怯まずしつこいタックルでゲインを拒み、粘り強いDFからチャンスとなれば果敢に攻め相手陣地に攻め込む
まさ一進一退、相手はとうとう前半途中にも拘らずFwの要であるフッカーを替えてきたが接戦ムードはそんな簡単には変わらない
良い流れで押し気味に前半終了
ハーフタイムも積極的に改善点の話し合いが行われ後半に向けてチームの士気も盛り上がっていた
その後半
開始早々は前半の勢いそのままに良い形だったが一つのミスから流れは相手に傾き、次から次へと投入されてくる体が大きくて元気な選手に対してメンバー交代もままならない成蹊は徐々にその精度が削がれミスも重なりトライを量産される展開となってしまった
最後はチーム力の差を見せつけられた形となった
成蹊に求められるのは前半の試合を80分間し続けること
そのためには個々人が強くなることは重要であるが、それよりも有効に戦略的選手交代ができなくてはならない
昔と違い15名が負傷退場以外メンバー交代ができない時代ではないのだから交替で投入される選手たちそれぞれがインパクトプレーヤーにならなければならないが、今の成蹊にはそれが足りていない
でもそれはこの日ゲームを観戦していた部員の気持ちの次第ですぐに改善できるものである
成蹊の選手は60名弱と他の強豪校から比べると圧倒的に少ないがそんなことを理由に自分たちが弱い立場であることの理解を求めてもしょうがない
成蹊は心の力を養うことを本義としている
物質的に満たされていなくてもそれを心の力で凌駕できる
まさに今が成蹊にとって「光明が辻」
関東学院大戦で差した一筋の光明を分岐点とできる力は備わっているはずだ
これからの戦いでそれを出してみよう!!

2025.5.14
SRFC Taro.S