コラム~成蹊ラグビー

中大戦

2025/05/26(月) 16:05

日曜日の春季交流戦vs中大
結果は21‐77(前半21‐28、後半0‐49)
前節の関東学院大戦と同じような形となった
僕としてはどうしてこのパターンになってしまうのかよく理解できない
なぜ前半で出来ていることが後半になると開始早々からできなくなってしまうのか不思議でならないが、藤本HCの見解としてはハーフタイムが一つのKey であると述べてくれた
ギリギリの線で戦ってきてとりあえずホッとしている成蹊とこのままではよくないと思い後半もう一段ギアを入れてくる余裕がある中大
この気持ちの持ち方が双方の後半の戦い方に大きな影響を与えているのではないかと・・・
マインドリセットという言葉があるが、成蹊はハーフタームのマインドリセットとして「頑張ったよな、後半もこんな感じで行けたらよいな」的な考え方に脳が支配されてしまうのかもしれない
もしかしてハーフタイムがなく80分間通して戦うのであればここまで大敗をしないのではないか
昨日の中大も前節の関東学院大も前半は良いゲームをしたとはいえどちらも負けている
であれば、マインドリセットではなくリバウンドメンタリティを高めるよな思考をとらなければならないはずだ
このリバウンドメンタリティとは上手くいかなくなった時、逆境やピンチをバネにしてリバウンドできる精神力のことである
このリバウンドメンタリティを近い意味の言葉で置き換えるとレジリエンス(Resilience)であり、この言葉は奇しくも今年のチームがスローガンに掲げた言葉のうちの一つである
皆の中には入替戦でRevengeしか頭にないかもしれないけれど、今の成蹊にはこの自分たちで掲げたレジリエンスも意識するべきだと思うし、昨年度対抗戦の最終戦ではこのリバウンドメンタリティを発揮し明学大を撃破している
実はすでに備わっているものだ
後は実戦で使うだけである
次戦の立教戦が楽しみになってきた

それとは別に嬉しいことがありました
試合後に中大の監物監督に挨拶に行き、その帰り際に中大関係者と思われる方から名刺を頂いた
その名刺には常翔学園GM野上友一と記されていた
名刺目線から顔に目線を移すと、名前と顔が一致した
常翔学園、我々世代では大阪工大高の名将野上友一氏その人であった
その野上様から成蹊は良いチームですね、諦めずに食らいつくその戦い方が素晴らしいし、ジャージの着方やストッキングもしっかりと上げて戦っている
逆に中大はそこがとてもだらしがなかったので先ほど苦言を呈してきましたと仰ってくれました
日ごろから勝敗以外のところの規律の点を認めてもらえたことはある意味でチームを評価してくれていることでもあるのでとても嬉しく思いました
今は厳しい戦いが続き辛いことも沢山あるけど戦術面も含めて我々がずっとやってきていることは間違っていないので自信をもって堂々とやっていきましょう

2025.5.26
SRFC Taro.S