コラム~成蹊ラグビー

万博

2025/04/14(月) 10:43

大阪・関西万博が開幕した
開幕前盛り上がりはいま一つのように思えたが、昨日の報道等を観るとこれから徐々に評判が高まりGWや夏休み期間中にはそれなりの盛り上がりを見せるのではないかと感じた
今回の万博を含めて日本では6回の万博が開催されている
大阪万博(1970)、沖縄海洋博(1975)、つくば博(1985)、花博(1990)、愛知万博(2005)、そして今回である
諸外国と比べても多い
このような世界規模的で、かつ半年間という限られた期間のイベントは熱しやすく冷めやすい日本の国民性に合致しているのではないかと思う
振り返って考えてみると2018年11月23日に今回の開催が決まった際には2020年東京五輪開催決定(2013年)と共に安倍政権下のアベノミクスの成果、観光立国政策によるインバウンド増加等で国内経済基盤のさらなる飛躍が期待されていたが、東京五輪はコロナ禍での開催、大阪万博はロシアウクライナ紛争の影響により建築コストが当初の計画時点より150%超増という事態となり、もはや開催しないほうが良かったのではないかという世論が形成されてしまっている
しかしながら、1970年の大阪万博も開幕前にはベトナム戦争をきっかけとした「反戦運動」から安保闘争や大学紛争などが起こり必ずしもすべての国民が待ち望んでいたわけではなかったものが、いざ蓋を開けてみると来場予想3,000万人のところに6,500万人が訪れ、開催期間中の迷子累計22万人、現金の落とし物合計4,800万円という統計からみても大成功を収め、ドイツを抜きGDPで世界第2位の経済大国に名乗り出ることとなった
こんなことを考えれば、この大阪・関西万博もこれから加速度的に盛り上がりを見せればGDPで現在第4位となってしまった日本経済の再躍進のきっかけとなるのではないかと思う
なんでもかんでも反対や批判をするばかりではなく、まずは実際に見て触れて経験してから自分の意見を述べるようにした方が良いと思う

2025.4.14
SRFC Taro.S