コラム~成蹊ラグビー

くんだり

2023/10/03(火) 14:08

前週は足利くんだりまで出張っていったが成蹊としてはとても自信に繋がるゲームとなった
70点も取られて何を言っているのかと思うかもしれないが、2017年から2019年までのAグループ在籍時の3年間で早稲田大との対戦においては総得点19,総失点は318点(平均 得点6,失点106)であるのでこの結果は誇らしいと感じている
ところで「くんだり」を太字にしたのは、よく使っているのに意味が良く理解できていないからである
調べてみたら、中心地から遠く離れた場所へ行くことを「くだり」というところに撥音便の連音が使われ「くんだり」となったそうだ

次戦もそのまた「北上くんだり」に行かされる
しかもかなりのくんだりだ・・・色々と思うことはあるがこうなったら結果で鬱憤を晴らすしかない
自分では晴らすことができないので選手に託すしかない

慶応戦にはいろいろな思い入れがあるが、自分の4年生の時のことは試合開始前から終了した時のことまで鮮明に覚えている
今でも時々思い出すが・・・後悔の方がはるかに多い
あの時ああしておけばよかった!こればかりだ
学生にはその思いだけはして欲しくないので、自分の後悔の念を少しでも減じるために今度その時の気持ちを詳細に学生には話したいと思っている

ところで、その昔の日本代表のサインプレーに「千田(ちだ)」というのがあった
1983年日本代表vsウエールズ代表@アームズパーク
強豪ウエールズ相手に24vs29と大接戦を演じ海外から称賛を浴びたゲーム
スクラムからNo8千田選手がサイド攻撃をする単純なプレー
綺麗にダイレクトフッキングされたボールを素早く取り出しスピードに乗ってスクラムサイドを突破し、そのままトライを取りきった
サインプレーというほどのサインプレーではないのが特徴的だった
この千田選手の出身地が北上(黒澤尻地区)だ
千田選手は黒澤尻工業高校出身(岩手県の花園常連校)で全盛期の新日鉄釜石に入り当時の日本を代表する名プレーヤーであった

今度の慶応戦もこのサイン「千田」のように成蹊史上後世に残るようなサインプレーで是非とも凌駕したいと思っている

2023.10.3
SRFC Taro.S