コラム~成蹊ラグビー

修行中

2023/09/27(水) 15:07

久しぶりの秩父宮での対抗戦
調べてみたら2018年9月16日vs帝京大戦以来であった
まさに5年ぶり
今回の対戦相手はうちと同様に100周年を迎えた明治大
大学ラグビー界における実績と知名度では劣るが、積み重ねてきた歴史はどちらも同じという自負はある
100周年という節目の年に対抗戦Aグループという輝かしい舞台に戻り、ラグビーの聖地秩父宮で明治大学と戦うことができる幸せは部員にとってもこの上ない喜びだろう

試合結果は12-93
今回も前節に続き大敗だが、後半ロスタイムを含めた10分間の攻防は明治大を本気にさせる互角の戦いができた
この自信は大きな財産としてこれからの戦いに必ず活きるだろう
ただし、Jスポーツでこの試合の解説者であった後藤翔太氏が指摘していたように、成蹊のDfは縦には強いが横に揺さぶられると脆くなる
多くはミスマッチのシチュエーションではあるが、個々の強い意志(=気合い)があればもう少し止めることができた場面も多々あったように思う
タックルにおける責任感は仲間からタックルできない奴、しない奴だというレッテルをはられることを避けたいと思う気持ちが強ければ強いほど生まれるものであると思う
次節の早稲田大はその横の揺さぶりが早いし上手いのでうちが最も苦手とするタイプのチームではあるが、もう一段成長を実感させてくれるには最高の相手である

舞台は足利に移るが、かのルイスフロイス氏がその著書「日本史」で認めた日本で最古、かつ唯一の大学(=足利学校)があった場所であり、戦国時代にはそこで四書五経を学んだ者が武将の軍師として多く輩出されていたところである
その歴史的な場所で部員たちは早稲田大からラグビーについてまた多くのことを学ぶことができるに違いない

2023.9.27
SRFC Taro.S