コラム~成蹊ラグビー

vs帝京大戦

2023/09/11(月) 10:39

5-117
世間一般的には大敗、成蹊は弱いな、これでAグループに良く居られるな・・・と言われるだろう

でも試合後の共同記者会見で試合の感想を求められたので「帝京から1トライを取ったので僕の中では今日の試合は勝ちゲームだと思っている」と話をしたら苦笑いしている記者が大半だった
でも人がどう思うのかではなく、自分たちがこの試合を通じて何を学び取ったのかの方が大切なことである

4年振りのAグループ、監督の僕を含めて全部員が初めての舞台
選手たちは力量の差に圧倒されながらも最後まであきらめることなく必死に戦った姿勢は評価できるし、次戦に向けて良い指標ができたことは素晴らしい体験だった
その中で成蹊として一番に学び、かつ蓄積していかなくてはならないこととしてスタッフ陣が中心となって試合を円滑に実行することができるための運営能力だと僕は感じた
試合に臨む選手たちは極端に言えばK.Oに合わせて自分の体調さえ整えれば良いだけだ
しかし、スタッフ陣は違う
会場入りから試合前準備はもちろんのこと、K.Oまでの選手たちのアップ時間やグランドへ整列する時間まで細かい決め事があり、それを選手に周知徹底させること
スパイクを履いてよい場所、GKを含めたキックを練習してよい時間帯など運営側が今までの経験の中で積み重ねてきたことが両チームに対して平等に指示が出るのでそれをしっかりと規律良く実行できないと「成蹊さんは久しぶりのAだからね・・・」と言われかねない
試合の内容や結果は自分たちでコントロールできないことが大半だが、スタッフ陣の運営に関することは全て自分たちでコントロール可能なのことである
このコントロール可能であることをしっかりと運営できるようになるとおそらく成蹊はAグループの常連校として再びその存在意義を証明することができると確信を持った

我々のリスタートは始まったばかりである
この1年間で達成できることもあれば数年かかることもあるだろう
思えば、僕が1年生の時に3-102で敗れた帝京に対し4年生の時には25-19で勝利を収めることができた
不可能なことは何もない
毎試合毎試合に起こる全てのことが成蹊の糧となるのだ
大量点を取られるのは恥ずかしいことではない、いつかやり返すことができる時が来るまでその時の悔しい気持ちを持続させれば良いだけだ
まだまだ始まったばかりだ 成蹊には伸びしろしかない

2023.9.11
SRFC Taro.S