コラム~成蹊ラグビー

Day before the last day(8/23)

2023/08/24(木) 10:23

間抜けなことに昨日合宿所を出る際にipadを忘れてしまいその日中に投稿できず終わりが締まらない感じになってしまった
無事に僕の12泊13日の合宿が終わりました‥学生はまだ24日までいます
無事にというのは僕のことではなく、心が痛むような大怪我をする部員が一人も出ずに終えられたことです
また、3年生以下との個人面談は、あの時こんなことを言っていたよ、考えていたよね等々皆が卒業する時に各人の成長を感じることができる貴重で心に残る時間となりました

こんなに長く菅平に滞在したのは学生の時以来なので実に37年振りのことですが、当時の菅平と今の菅平では色々なことで変わってきているなと感じたことがありました
まずは、グランドが土から人工芝、もしくは天然芝に変わったことで洗濯物の量が圧倒的に減ったと思われること
1年生の時には同宿他大学との洗濯機争奪戦があり、それに負けると洗濯終了時刻が深夜を超すので翌朝6時から始まるランパスが地獄のようにきつかった
しかも連日の大雨でグランドは田んぼ状態、洗濯物も乾かずに生乾きのコットンジャージが重たくて何とも言えない気持ち悪いことと言ったら思い出したくもない出来事
また、ボールが革製だったので毎日ボール磨きをしなくてはならなかったこと
当時のボール磨きは古いストッキングを利用してボールに自分の唾を吐きかけて磨いていくやり方、疲れていると唾も出にくくなるので延びの良い唾と評判の先輩からボールに唾を吹きかけてもらいツルツルになるまで磨き上げていた
一つでも磨いていないボールがあると翌日は「お楚々練」が始まるので最後にボール隊長が全て磨かれているのを確認する作業があった
とても良いと感じたことは救急車が待機していること
安全面を考慮して菅平高原観光協会と医療派遣チームを派遣できる学校が連携を取り救急車がすぐに現場に行けるようにしていること
我々の頃は救急車を要請すると上田市内から来るために時間がかかるので大怪我人が出るとレンタカーしてきたバンを急遽搬送車にして部員が付き添っていったが、救急処置を施すこともないので大量の血が流れたままだったり、ずっとうめき声を出しながら激痛と戦っていたが、痛みは変わらないと思うが早急に適切な処置が施されて救急病院に行けることはとても良いことだと思った

昨日の最終日はその前日の試合がとても良い内容だったので、午前中は通常通りの練習を行い、午後はTeamBuildingとして皆が一体となれるようなゲームを小一時間ほど行い終了
皆が和気藹々後楽しく過ごしいていたのを眺めていたが、これも全て前日の勝利のおかげであり、やはり「勝つ」ということの素晴らしさ、楽しさを再確認できた
昨日の勝利を収めた後のテントの中は安堵感と共に幸せのオーラに満ち溢れていた
僕はあの空気感がとても心地よかった

さて、徒然に書き連ねましたが、最後に夏の各賞受賞者は以下の通りとなりました…皆本当に奮戦していました
岡田賞:スタッフ陣一同
新人賞:青木 梨駒
敢闘賞:熊谷 祥、惣福脇 和、鈴木 多加良
MVP:大館 幸長

おめでとう!!

2023.8.24(23)
SRFC Taro.S