コラム~成蹊ラグビー

柔道界と比べて・・・

2020/12/14(月) 15:25

柔道界には「残心」という言葉があるらしい
戦う際に技を決めた後でも油断をせずに相手の反撃に備える態度と心構えを表現した言葉である
また、講道館の教えには「精力善用」というのがあり、その意味は何事をするにもその目的を達成するために精神の力と身体の力とを最も有効に働かすことであると教えている
昨日の東京オリンピック男子柔道66㎏級代表決定戦を観戦し、24分間にも及ぶ死闘を繰り広げた2名の柔道家に感銘を受けたのでその会場となった講道館について調べてみたところこの2つの言葉に出会った
この勝負は将来にまで語り継がれる価値があるし、敗者の丸山選手にもこれから間違いなく光り輝ける舞台が待っているに違いない

一方我々のラグビー界に目を向けてみると柔道界とは比べられないほど不公平、不可解なジャッジのオンパレードである
入替戦が行われない経緯や先日の同志社大のクラスターによる昇格出場が認められなかった関西学院大への裁定などラグビー協会は相変わらず古い体質のままだ

ラグビーが娯楽コンテンツとして復活の兆しを見せているこのタイミングで協会は真に生まれ変わらないとそれこそ身体を張ってラグビー再興に命を懸けてくれた2019ラグビーW杯の日本代表の選手たちに申し訳ないと思っているラガーマンは私だけではないだろう

2020.12.14@討ち入りの日
SRFC Taro.S