コラム~成蹊ラグビー

久しぶりの投稿で思うこと

2020/10/20(火) 09:27

久しぶりの投稿、別に計ったつもりではないが、昨年の今日はラグビーW杯で日本代表が決勝トーナメント1回戦で南アフリカ代表に敗戦した日である
日本中を熱狂させた日本代表の快進撃が止まり、しばらく「ラグビーロス」の気持ちにさせてくれた

ラグビー熱が盛り上がりブーム再来を感じさせたが、世界中を新型コロナウィルスの猛威が襲いスポーツに勤しむどころか普通の生活さえもままならない状況となりながら秋のラグビーシーズンを迎えている

所属するBリーグの開幕は11月からと言われているがコロナ次第ではどうなるかわからない現状に学生の気持ちを慮るとぶつけようもない怒りの収まりどころがなく悶々とした日々を過ごしている

そんな中、大学運動部において麻薬取締法違反により複数の強豪校が無期限活動停止の措置が取られたというニュースが相次いでいる
一部の部員が起こしたことで連帯責任となる風潮に異を唱える有名人が多くいるが、個人的には連帯責任となってしまうことはやむを得ないと考えている
運動部(だけではないだろうが・・・)にはレギュラー争いがあり、強豪校ともなればその争いは熾烈でその後の人生に大きく影響を及ぼすこともあるだろう
スポーツ推薦入学者を中心に運動部を成立させている指導者は勝ち残っていった選手だけに目配りをするのではなく、その反対側にいる沢山の敗れし選手たちに対して一層の気配り・心配りをしなくてはならないのではないかと思っている
報道などでは今回の一因に「コロナ禍」を挙げているようだが、コロナではなく勝利至上主義が引き起こした悲しい事件であり、決して学生たちだけの責任ではなく、指導者に反省と考えるべき機会をあたえるための連帯責任なのだと考えている

2020.10.20
SRFC Taro.S