コラム~成蹊ラグビー

日本電産永守会長

2020/07/30(木) 10:20

先日テレビ東京「カンブリア宮殿」で日本電産の永守会長が出演し、コロナ禍でピンチをチャンスに変えるという発想の転換の必要性を厚く語っていた
その発信力というか言葉の強さに魅了された

実はこの番組を見るまではあまり好きな経営者ではなかった
とにかくM&Aで企業規模を拡大させてきた強欲なイメージが先行していたからだ

日本電産は今では小型精密モーター製造販売で世界シェアトップ企業であるが、1973年創業したものの5年後には倒産の危機を迎えている
さすがの永守会長も困った時の神頼み!九頭龍大社の神主のお告げ通りに翌年大口受注が入り危機を乗り越えたそうだ

経営哲学は①「情熱、熱意、執念」②「知的ハードワーキング」③「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」
これだけでは時代に逆行した昭和の遺物のようなイメージだが、実際にその考えに至った経緯だとか理由を聞くと言葉の強さもあるが妙に納得させられた
スマートに感じるIT系企業経営者とは真逆のスタンスだが永年の積み上げた実績や経験と比べるとIT系の方は軽薄感が否めないし安心感が違うように感じた

永守会長のような人物が沢山いてくれたほうが面倒臭さはありながらも国としては力強く生き残っていけるような気がする
おそらくそうはならないだろうから将来の日本のことを考えると本当に危機感しか湧いてこない

コロナなんかに負けずに皆で頑張っていきましょう!!

2020.7.30
SRFC Taro.S