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4年間を振り返って -田村康陽-

2023/01/16

ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
本日は4年副将の田村康陽が担当いたします。

この場をお借りして、成蹊大学ラグビーフットボール部での4年間を振り返ろうと思います。

まず、1年生の時にあった埼玉熊谷グラウンドで行われた立教大学との入替戦、私は有難いことにリザーブメンバーに選んでいただきました。
「自分がリザーブとして試合の流れを変える」そう意気込んでいましたが、試合が終わった時、自分はまだベンチにいました。メンバーの先輩たちが泣いていて、残念ながらメンバーに選ばれず観客席から全力で応援してくれていたみんなも泣いていました。リザーブとして何も出来ず、ただ目の前で必死に戦っているメンバーを見ることしか出来なかった不甲斐なさに、自分は涙を流すことはできませんでした。
2年次の入替戦は、新型コロナウイルス感染症の影響で無くなり、3年次の入替戦は自分自身がシーズンを通して怪我で思うようにできずに、応援する側で誠心誠意を尽くしましたが、結果負けてしまいました。
そして迎えた最終学年での入替戦。
ラストシーズン、私は副将という肩書きを貰い、最上級生且つ部員をまとめる立場となったことで、今までにない責任感が生まれ、何がなんでも勝利し、来年後輩たちに対抗戦Aグループという夢の舞台で戦ってもらう為に、同期の4年を中心に切磋琢磨して準備してきました。
結果、29-17で日本体育大学に勝利することができ、昇格を決めることが出来ました。

残念ながら自分は、入替戦の前日練習で膝を怪我してしまい、試合に出場することは出来ませんでしたが、バックアップからメンバー入った3年の石原、リザーブからスタートメンバーに代わった2年の松田が直前の変更にも関わらず、本当に頑張ってくれました。
実は、メンバーが変更になったのは試合当日の朝でした。彼らには本当に大変な思いをさせてしまいましたが、このようなイレギュラーな経験はそうないと思うので、それを乗り越えることができ、そして試合に勝つ事ができたことを誇りに思い、自信を持って来年も頑張って欲しいと思います。

1年の入替戦では泣くことはできませんでしたが、4年の入替戦は、1、3年の時に悔しい思いをした熊谷グラウンドで、生まれて初めての“嬉し泣き”をする事ができました。部員の皆、コーチの方々、支えてくれた家族、そして応援して下さった全ての皆様にありがとうと伝えたいです。

来年、成蹊大学ラグビーフットボール部は創部100周年を迎えます。
その記念すべき年に後輩たちが対抗戦Aグループで戦えることを大変嬉しく思います。
対抗戦Aグループという夢の舞台で、来年後輩たちが躍動してくれると思いますので、今後とも成蹊大学ラグビーフットボール部へのご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします!


左から横山、千葉、田村