コラム~成蹊ラグビー

全日程終了

2023/12/26(火) 11:33

先週土曜日の甲南大戦@六甲グランドを持ち2023年度シーズンが終了した
最終戦は45-24で勝利を収めることができ、皆と笑顔で終われたことはとても良かったと感じている

春から公式戦は苦戦が続いており4大戦以外の公式戦は全て敗戦
勝つことの難しさを感じた1年であった

昨日の深夜自宅で大学選手権京都産業大学vs早稲田大学を観戦したが、京産大の圧倒的なパワーラグビーにあの早稲田が終始圧倒されていた姿は驚愕であった
この試合を観て京産大に感じたことは「リズム感」の重要性と認識性の高さ
攻守にわたりリズムがあり、グランドに出ている15人がそれに共鳴しているようであった
3名ほど推進力の強い外国人選手がいたが、周囲の選手もそれに同調しリズムが崩れることがなかった

今年の成蹊はリズムに乗るのが遅く、特に早い時間帯でリズムに乗れずに失点を重ねてしまうことが多かった
逆にリズムに乗れると明治戦や立教戦のラスト10分間の攻防のように相手を凌駕できる能力があった
来シーズンの課題はチームとしてリズム感の醸成と部員の共鳴性を高めることが重要となろう

100周年目の戦いは 高島主将を中心に必死、かつ真摯、全ての試合においてフェアプレー精神で戦い、日本人の心を打つ敗者の美学を体現していたと思う
グランドレベルで見ていても選手の躍動感や最後まで試合を投げないで戦う姿に感度を覚えていた

学生に謝りたいことが1つある
それは「勝たないと自分たちのやってきたことを証明することはできない」と言い続けてきたこと
積み重ねてきた過程の方が大切で「勝ち負け」の結果が全てではないことは自明である
それを敢えて言わずに勝利を追い求めたことがプレッシャーになってしまったのかもしれない
もっとのびのびと戦いたかったかもしれないね

自分自身の成長につながると思い監督を引き受けたけど・・・まだまだ自分も未熟だと感じた1年でした

4年生は4年間 お疲れさまでした

そして高島大聖主将 この1年間 本当にお疲れさまでした
初めての監督には本当に出来過ぎの最高の主将でした
ありがとう

2023.12.26
SRFC Taro.S