コラム~成蹊ラグビー

カルピス

2023/07/07(金) 17:16

暑い夏になると飲みたくなるカルピスは1919年(大正8年)の7月7日に発売が開始
発売当時の社名はラクトー(株)であったが、1923年(大正12年)ちょうど成蹊ラガークラブが誕生した年に社名をカルピス製造(株)に商号を変更した
そんなカルピスは1951年(昭和26年)に厚生省により日本で最初の乳酸菌飲料と認定され、国民に広く愛される飲料となった
僕が子供の頃は麦わら帽子をかぶった黒人がストローでカルピスを飲んでいる図案の水玉の洋紙に包まれた茶色の瓶で販売されており、自分の好みの味(濃さ)に希釈して飲むのが一般的であったが、いつだったかその包み紙の黒人が人種差別にあたるとされ利用されなくなり、ペットボトルの普及と共に希釈の手間を省いたカルピスウォーターとして販売されるようになった
個人的には自分で味を調整できる昔ながらのカルピスの方が好きなので長澤まさみがCMで「もっと濃いのが飲みたいの!」というフレーズには共感を覚えてしまう
僕たちの夏練の時には、氷屋さんから氷塊を購入し大きな水色のポリバケツに何本ものカルピスを流し込み水で希釈しキンキンに冷えたカルピスをマネージャーが用意してくれていて、それを飲むための柄杓の数が限られていたので、練習終了時の「ヒップレ3回コール」が終わると同時にポリバケツめがけて(上級生から柄杓を確保する指令を受けた)足の速い1年生の柄杓の奪い合いが毎日のように行われていたことを思い出した
今も鮮明に覚えている懐かしい光景だが、今年の夏にはどんな光景が待ち受けているのだろう
それぞれの心の中にいつまでも残るようなことが起こればよいなぁと思っています

2023.7.7@七夕
SRFC Taro.S