コラム~成蹊ラグビー

アントニオ猪木氏の訃報に接し

2022/10/03(月) 16:55

プロレスラーアントニオ猪木氏の訃報が週末に届いた
昭和の高度経済成長と共に歩んできたプロレス全盛期の大スターの訃報は悲しみと共に一時代の終焉を告げているような気がしてならないが、彼が残した多くの格言は今の時代だからこそ大切にしなければならないのではないかとTVの報道特集を見ながら感じているのは僕だけではないだろう
僕が大学1年生の時、ハルクホーガンのアックスボンバーでリング場外に吹っ飛ばされて失神してしまった猪木を見た当時大学3年生だった現監督の山崎さんが「あの猪木が負けちゃうなんて信じられるかよ!」と練習後の部室で叫んでいたのを思い出してしまった

山崎監督の叫びといえば、これは僕の想像に過ぎない山崎さんの心の叫びだけれど・・・先日の一橋大戦のFwの為体ぶりに「スクラムはなんで押されるんだ」、「ラインアウトはなんでとれないんだ」と怒りをぶちまけたいところを必死で押し殺しているのではないかと思っている
大学ラグビーのシーズンも序盤から中盤に向かい対戦相手も一戦ごとに強くなっていく中で 学生にはもう一度入替戦に臨むに相応しいチームとはどういうチームであるべきかを確認しチャレンジャーとして相応しいチームに成長していってほしい

もともとありもしない「限界」にこだわると己の力に疑問を持つようになる
しくじったり、できなかったとき・・「あぁこれが自分の限界だ」とギブアップをしてしまう

猪木が言っているように・・・自分自身にも、そしてチームにも勝手に限界を作らないようにしていってほしい

2022.10.3
SRFC Taro.S