コラム～成蹊ラグビー

対抗戦が開幕した
初戦の成城大学戦は104－0（前半33-0，後半71-0）と勝利をおさめ幸先の良いスタートを切ることができた
前半は成城大の積極的なDFにゴールラインを割ることができなかったが、後半メンバー事情が苦しい成城の疲れが見えてきたところで一気に点差が開く展開となった
試合内容としては相変わらずFwのセットプレーに課題が見られるがこの3か月間実践を重ねる中で修正をしていってもらいたい
そうでなければ入替戦に勝つという目標は画餅になってしまうだろう
対抗戦の良さは伝統校同士の意地とプライドを賭けた試合そのものだろうが、本当の素晴らしさは試合後のアフターマッチファンクション（AMF）にあると思っている
両校の敢闘精神を称えあい、杯を交わすことで対戦校の中にも生涯の友人となるような出会いがあったのだがコロナ禍でそれができないことが残念でならない
我々の頃は、成城大、学習院大、一橋大、武蔵大などとは選手だけではなく全部員が参加してAMFが行われ、芸達者な部員達の演芸披露合戦となり、ビールケースの山が積まれ酒池肉林のような状況となっていたがそれも対抗戦の一つの醍醐味であり、楽しみでもあった
良い風習は残していかないといけないと思っているが、このAMFはコロナが収まった暁にはぜひとも復活させたい風習である
さて、これから11月末まで残り6試合、どの対戦校も成蹊を倒すことに必死になってくるはずなので、大勝に浮かれることなくさらに気を引き締めて戦っていってほしい

2022.9.13
SRFC　Taro.S