コラム～成蹊ラグビー

今日4月14日は1912年に有名な豪華客船「タイタニック号」が処女航海中に氷山と接触沈没し1,500名以上の尊い命が失われた史上最大の海難事故が起きた日にちなんで「SOSの日」だそうだ
その時発せられたモールス信号「Save Our Ship」の略がS.O.Sとのこと
タイタニック号海難事故のことを詳しく知らない人もレオナルド.ディカプリオ主演の「タイタニック（1997年公開）」を観たことがある人は多いと思う

現在のSOSはウクライナ国民が発信しているそのものだ
連日報道されるロシア軍の蛮行に対しては怒りの感情しか湧かないが実際に何の影響力を有さない日本国が恥ずかしいと感じてしまう
多くの避難民を受け入れるべきだと思うが、果たして日本に来たとして本当に良かったと思ってくれるかというとそれは不安だ
一時的には安心して眠れる環境を用意することはできるが、長期間にわたり生活支援をするようなことを考えると、仕事や教育の課題を補える能力は今の日本にはない
まずは言葉の壁、ウクライナ人の大半は片言なら英語は話せるらしいが日本人は残念ながら話せる人は一握り
次に物価の問題、ウクライナ人の平均年収は80万円、この金額は日本の大学生アルバイトで稼げてしまう金額である
ポーランドを訪れた林外相の呼びかけに応じ政府専用機の帰国便に乗ってきたのはわずか20名
やはり日本は国際的に不人気だということが理解できる
「グローバル化」と言われて何十年も経ているのに日本のグローバル化は世界基準には程遠い
これこそ日本のSOSではないかと4月14日「SOSの日」を迎えて考え込んでしまう一日となりました

2022.4.14
SRFC　Taro.S