コラム~成蹊ラグビー

節句に日に思うこと

2019/09/09(月) 09:11

深夜、関東地方を直撃した台風
不気味な音と共に強烈な風で寝室の窓ガラスを揺らすたびに不安な気持ちとなり、ゆっくりと寝ることができなかった
九州、沖縄地方や中四国にお住いの方々が毎回の台風のたびにこのような不安な気持ちになられていることを理解し、我々日本国民は防災や減災という意識を常に平等に考えていかなくてはならないことだと悟りました

さて、今日(9月9日)は5節句のうちの1つである重陽(菊の節句)である
古代中国の陰陽五行説を由来として日本に定着した暦で伝統的な年中行事を行うとなっているが、この重陽の節句に関しては現代の我々の生活の中ではあまり根付いていないようだ
陰陽思想では奇数は「陽」であり、その最大数である9の数字が重なるこの日は特に貴重な日とされていたそうで、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を飲んだりして長寿を願う日とされていた
因みに他の節句は、1月7日:人日(七草の節句)、3月3日:上巳(桃の節句)、5月5日:端午(菖蒲の節句)、7月7日:七夕(七夕の節句)
子供の時に楽しみにしていた行事は節句のために行われていたことが理解できるが、これだと確かに菊の節句は子供的には面白くない行事であるので廃れていってしまったのかもしれない

物事が何かを中心にして発展、もしくは継承されていることは古今東西に存在していると思う
しかしながら、それらを抜きにしても絶対に守り続けていかなくてはならない物事が存在することも確かである
この重陽の節句がそうであるとは思わないが、日本人として我々がそうしなければならないことってなんであるかこの機会に考えてみたいと思いました

話を替えて・・・昨日の明治戦 
前半終了した時点で対抗戦史上記録的な大敗となってしまうのではないかと思いましたが、先方のメンバー交代や成蹊の諦めない気持ちでトライを取ったことで平凡な大敗に終わったので少し安堵しました
まぁ昨年同様に明治大があれだけ規律を守り、積極果敢にFwBk一体となった攻撃を仕掛けられたら我々は太刀打ちできないほどの力の差はあることは理解しているので、逆にスクラムが想像以上にしっかりと組めたことはこれからの成蹊にとっては明るい材料だと思っています
そういう意味では学生には自信を持ってあと5試合も戦って欲しいと思っています

2019.9.9
SRFC Taro.S