コラム~成蹊ラグビー

駅弁記念日

2019/07/16(火) 15:55

今日は駅弁記念日
1885年(明治18年)7月16日に日本鉄道の嘱託を受けた「白木屋」が日本鉄道宇都宮駅で販売を開始したことに因んでいる
最初の駅弁は握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだものだったらしい
駅弁と言うと・・・子供の頃、家族旅行で駅売りの弁当を買いに行った父親が発車ベルが鳴ってもなかなか戻ってこないのでハラハラドキドキしていたことを思い出す。
何弁当であったかは覚えていないが、常に一緒に買われてくる凍ったミカンとプラスチック容器に入った生暖かいお茶のことが今でも忘れられない

現在では、駅ナカ飲食店の充実や移動時間の短縮化、効率化の追求により路線によっては車内販売の禁止などによって駅弁需要は減少傾向にあり、老舗と言われた各地を代表する弁当調整業者が廃業となってしまっているのは時代の流れとは言え寂しい気持ちがある

駅弁と言われながらも駅ではなくドライブインやサービスエリアでの販売に力を入れた「峠の釜めし(横川駅)」やデパート祭事で人気の「いかめし(函館駅)」など販売方法に工夫を凝らしたところは全国区的な人気を誇っており、皆も1回くらいは食べたことがあるのではないだろうか

今の学生たちが駅弁と聞いて何を連想するのか皆目見当がつかないし、駅弁ってなんですか?みたいになってしまうかもしれない
その昔の「狭い日本 そんなに急いでどこに行く!?」と言う標語にもあったように、今みたいな時代だからこそ在来線の各駅停車の列車に乗ってゆっくりと駅弁を拡げながら旅をしてみて欲しい

前期試験後にオフを迎える学生たちにそんな提案をしてみたいと思った

2019.7.16
SRFC Taro.S