コラム~成蹊ラグビー

未来の年表

2019/03/29(金) 17:10

昨日の社内研究会で面白い本を紹介された
少し前に出版された本だけど河合雅司氏という方が書いた「未来の年表」という書籍である
この本は少子高齢化の進む日本がこの課題に無策のまま行くとどのような状態になるかを年表形式で表現したものであるが、その年に想定されることを自身が何歳で迎えるかを考えながら読むと面白い、というか少し恐ろしくなるが紹介したい

2019年 IT関連産業への就職者数が退職者数を下回る→IT産業でさえ労働力不足となる
2020年 女性の50歳以上の人口が49歳以下の人口を追い抜く
2021年 団塊ジュニア世代が50代に突入→企業の人材不足の加速化、育児と介護を同時に行わなくてはならないダブルケア問題の表面化
2022年 団塊世代が75歳に突入→後期高齢者、老齢一人暮しの世帯が増加
2024年 3人に1人が65歳以上になり、6人に1人が75歳以上の超高齢化社会→医療機関や介護施設の整備が追い付かない
2025年 東京都の人口もついに減少
2030年 国民の30%以上が高齢者に突入
2033年 空家率30%→マンションなど管理組合の維持が困難
2040年 523の自治体で人口が1万人を切る→限界集落の増大
2042年 高齢者が4000万人となり、高齢者の貧困化、生活難が急増
2045年 都民の3人に1人が高齢者

この問題に対応すべく今研究が進められているのが日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)としてプラチナ社会の必要条件を各方面での可能性を追求し始めている

国会で下らない質問ばかりしている野党の面々やだらしがない自民党の議員も今そこにある危機にしっかりと目を向けて考えていかないと日本の未来年表はお先が真っ暗である

ラグビー部の学生達もこの年表を観て何を感じ、また、将来どのような形でこの問題を解決していかなくてはならないのか考えなくてはダメだと思う

成蹊のラガーマンはラグビーばかりしていては社会に出て貢献できる人材にはなれないと最近の彼らを見て危機感を感じている

2019.3.29
SRFC Taro.S