お知らせ

入替戦

2023/12/17

日頃より成蹊大学ラグビーフットボール部にご支援、ご声援いただきまして誠にありがとうございます。
本日は関東大学ラグビー対抗戦A・Bグループ入替戦が行われました。

相手は日本体育大学。
昨年度、同校を下し対抗戦Aグループへ返り咲いた本学はその座を守り抜くべく戦いました。

会場は熊谷ラグビー場。
テントを大きく揺らすほどの強風が吹き荒れるグラウンドには、緊迫した空気が流れます。
観客が固唾を呑んで見つめる成蹊大学のキックオフから、2分後。
日本体育大学が本学のDF網を一直線に走り抜けトライ。
さらに10分、12分と立て続けに得点を許し、24分にはペナルティキックを決めた日本体育大学に20点差まで突き放されます。



日本体育大学の応援席から絶え間なく響く大歓声。
成蹊フィフティーンはその度に円陣を組み、気持ちを落ち着かせて挑みます。



強風の影響も受けながら、なかなか決定機を作れない本学は無得点のまま前半終盤へ。
そして前半42分。
本学のBKがテンポの速いボール出しでトライライン目前まで攻め込みます。
最後は1年生、6番の青木梨駒(1年/國學院栃木)が駆け込んでトライを決めます。
前半を5-20で折り返します。



前半終了間際のトライから流れを寄せ付けたい本学でしたが、後半4分。
日本体育大学がグラウンディング。
22点差となります。

このままペースを握られるかと思われたその時。
敵陣5mラインで本学ボールのラインアウトモールが組まれます。
じわじわと相手FWを押し、2番金子颯馬(3年/桐蔭学園)がサイドにトライ。



このファインプレーで一気に勢いをつけた本学は、さらに後半19分。
キャプテン14番髙島大聖(4年/成蹊)が、ハンドオフでDFを弾き飛ばしてトライを決めます。
さらに後半29分には、再びFWのラインアウトモール。
対抗戦Aで戦い抜いた意地。今度は激しく一気に押し込みます。

成蹊の巻き返しにスタンドは大熱狂。会場は両校の声援で包まれます。



前半まで大きく開いていた点差も20-27に。
ラスト10分で相手の背中を捉える急展開に興奮の坩堝と化した熊谷。
しかし、残留を懸けたあと1トライは及ばず、本学へ「降格」を言い渡すノーサイドの笛が鳴りました。

本日は遠方まで応援にお越しくださった皆様、誠にありがとうございました。
今シーズンは厳しい展開が続く中で皆様の激励が大変力になりました。
この悔しさは1日たりとも忘れず、来年、必ず対抗戦Aグループ昇格を果たします。
今後とも成蹊大学ラグビー部への熱いご声援をよろしくお願いいたします。