お知らせ

拓殖大学戦

2023/05/30

日頃より成蹊大学ラグビーフットボール部へのご支援、ご声援誠にありがとうございます。
本日は関東大学春季交流大会第4戦目の拓殖大学戦が行われました。

試合は拓殖大学のキックオフより始まります。
最初にスコアが動いたのは前半3分。
敵陣でのファーストスクラムから拓殖大学がスピーディーにボールを展開し、そのままトライ。
開始早々、先制点を奪われます。

しかし果敢に攻め入る本学。
体格差のある相手に何度も強烈なタックルを受けますが、一歩も引き下がることなくテリトリーを支配します。
ところが本学のペナルティによりターンオーバー。
拓殖大学の猛烈なアタックが自陣深くまで侵入すると、前半21分、再びスクラムからトライを決められ14-0となります。



ここで流れを変えたのが、本試合で初めて赤黒ジャージを身に纏う1年生。
拓殖大学2得点目の直後に入替でグラウンドに立った26番宮本(1年/東海大学付属相模)です。
前半28分、敵陣22mラインまで運ばれたボールが宮本に渡ると、相手DFを見事に抜いて疾走。
初出場、入場してわずか4分で初トライを決めます。



前半35分、敵陣22mライン上でのスクラムから相手BKが素早くパスを回し、一気に自陣へ。
本学が懸命に戻るも間に合わず、グラウンディングを許します。
前半終了間際に10番菊本(2年/崇徳)のペナルティゴールが決まり10-19。
このまま9点差に抑えて前半を終えたい本学でしたが、前半43分にパスミス。
こぼれたボールを拓殖大学がグラバーキックで運び、さらに失点。
26-10で折り返します。



逆転を誓い挑んだ後半でしたが、ラインアウトモールを押し込まれ後半2分に追加点を許します。
その後は敵陣で試合を展開するも自らのミスで決定機が作れず。
後半13分にはスクラム、ラインアウトでペナルティ。
これによって自陣ゴールライン間際で相手ボールのラインアウトとなり、モールトライを献上。
その後も勢い衰えぬ拓殖大学相手に、スコアは10-43と離されます。



それでも諦めず大声を出し続ける赤黒の選手たち。
大型FWの多い相手にスタミナの消耗が激しい中で、4年生を筆頭にチームを鼓舞し続けます。
接点では泥臭く、愚直に身体を当て続ける。
そんな本学にチャンスが訪れたのは後半28分。
自陣から素早くパスを回し、タックルを受けながらも楕円球を繋ぎます。
そしてゴールライン目前、強靭なDFに阻まれるも2番金子(3年/桐蔭学園)がねじ込みトライ。5点を返します。



しかしその後、本学のスコアは動くことなくノーサイドの笛。
15-50で拓殖大学の勝利となりました。

点差以上に拮抗した本試合の対戦相手、拓殖大学は2019年にリーグ戦2部へ降格するも、昨年の入替戦で1部昇格。
2019年に対抗戦Bグループへ降格し、昨年Aグループに返り咲いた本学と似た道のりを歩んだチームです。
互いに今シーズンは挑戦の年。
対抗戦Aグループでの躍進を目指す本学は、今後さらなる成長を遂げるべくチーム一丸となって努力してまいります。
引き続き、弊部への温かいご声援のほどよろしくお願いいたします。