お知らせ

4年間を振り返って -志村爽太郎-

2023/01/06

ホームページをご覧の皆様こんにちは。
本日は4年の志村爽太郎が担当いたします。

4年間を振り返りますと、
「継続は力なり」
この言葉に尽きるかなと思います。

私は兄の背中を追い、1年浪人した末に入学しました。私自身大学からラグビーを始めたので、右も左も、ひょっとしたら前も後ろも分からず、身動きが取れない状態だったかもしれません。「ラグビーとは何か」そこからスタートした私にとって、努力をすることは当たり前で、毎日の成長を実感することが非常に楽しく、生き甲斐でした。後輩にラグビーを教えてもらうことすら楽しく、この日々がなくなってしまうと思うと少し、いや、死ぬほど寂しい思いがあります。本当に楽しかったです。

しかし4年間ずっと順風満帆だったわけではありません。3年前の入替戦で負けた地獄を経験して、次の年は入替戦がなくなり、大好きな先輩と挑んだ去年も勝てなかったり、本当に悔やしくて、今でも心残りはあったりします。兄は3回も入替戦で勝っているのに、私は一度もそれを経験できないのかと、そういう運命なのではないかと、何度思ったことでしょう。
それでも愚直に、自ら課題を立て、妥協をせず、一心不乱にウエイトをした日々が、「昇格」という形に現れた時は、「嬉しい」なんて言葉では到底形容することができない瞬間でした。最高でした。また、先輩方が一緒に喜んでくださって、泣いてくださって、ありがとうと言ってくださって、こんな幸せなことがあって良いのかと疑うぐらい幸せな時間を過ごすことができました。
この経験は、これからの人生において、何かあるたびに思い出して、一生語って酒を飲むんだろうなぁと思います。

これらも全て、OBの方々や学園関係者、監督コーチ、服部さん、スタッフ、父母会、私によくラグビーを教えてくれた先輩、悩みを聞いてくれる同期、後輩、関わっていただいた全ての方々のおかげです。この場を借りてお礼をさせていただきます。ありがとうございました。

成蹊大学ラグビーフットボール部は100周年という節目に、対抗戦Aグループというスタートラインに立つことができました。これからは卒業生として、口うるさいOBと言われないぐらいに、楽しませていただこうと思います。

最後に、私の家はラグビー一家で、父、兄とは、暇さえあればラグビーの話をし、この場合はどうスクラムを組めば良いのか実践し、コロナ禍の時は毎朝弘法山で共に練習し、ビデオで研究し、相談し、勝ったら喜び、負けたら反省し、次はいけると背中を押されて、それを見守る母がいて、ただ好きなことをやらせてもらっていただけなのに、こんな素晴らしい経験をさせてくれてありがとうと言ってくれて、幸せな4年間を過ごさせていただきました。もうこんなやり取りができないと思うと、非常に寂しい思いがありますが家族には感謝しています。本当に楽しかった。ありがとう。

以上を持ちまして、志村爽太郎の言葉とさせていただきます。引き続き、成蹊大学ラグビーフットボール部への熱く、温かく、時には厳しいご声援のほど、宜しくお願いします。