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4年間を振り返って -平松東悟-

2022/01/21

ホームページをご覧の皆様こんにちは。
本日は4年副将の平松東悟が担当いたします。

「ラグビーを楽しんだ」
この一言に尽きる。

始まりは、まだ私が可愛い幼稚園児だった頃に遡る。
親が、泣いている私をラグビースクールに拉致したのが始まりだった。
初めは、嫌々始めたラグビーだったが次第に…中略…
中高では周囲が自分よりも上手い選手ばかりで、試合に出てもミスを恐れチャレンジ出来ないまま6年間を終えてしまった気がする。

そのような中、1年間の浪人期間を経て入学した成蹊ラグビー部では、本当に自由にやらせてもらい、初めてラグビーが楽しいと思った。
成蹊ラグビー部の良いところは、一般的に強豪校と言われる高校の出身でない選手でも実力のある選手が多いことだと思う。
そのような選手がいるからこそ自分も成長出来たと思う。
1年次の頃は、同期で同じポジションの荒川、金子が着々とチームに実力を認められ試合に出る中で、自分が出られないことが何より悔しかった覚えがある。
2年次の入替戦では、後半に交代し、勝敗を決する場にベンチから見届けることしか出来なかったことに対して、自分の実力不足を痛感していた。

前だけを見て走ってきた3年間だったが、4年次になって副将という肩書きを貰ったこともあり、初めて後ろを振り返った気がする。

口だけの奴や怠惰な奴もいたが、同期や後輩の必死な姿が見えた1年だった。
実際、目を見張る成長を遂げ、チームの戦力になってくれた選手もいて、私はもっと強くなくてはならない、と焦りも感じた。
そんな悔しさや焦りが常にあったからこそ、4年間、非常に楽しく張り合いのあるラグビー生活を送れたと思う。

かつて高校の監督が仰っていたことで、「楽しむ」というのは、和気あいあいと苦しいこと、お互いを指摘すること等もせず、仲良くやることではない。
目標に向かい、互いを刺激し合い、本当に苦しいことを乗り越えるために努力することこそ「楽しむ」ということだと。
私は成蹊大学ラグビー部の4年間で本当に「楽しむ」ことが出来たと強く思う。


最後になりますが、4年間私が不自由なくラグビーを出来たのは、OBの方や父母会、スタッフや関係者の方々のおかげだと思っています。
4年間、ご支援、ご声援をありがとうございました。

引き続き、成蹊大学ラグビー部をよろしくお願いいたします。