コラム~成蹊ラグビー

タクシーの日

2022/08/05(金) 15:40

今日 8月5日はタクシーの日
大正元年(1912年)有楽町にタクシー自動車㈱が設立された日にちなみ平成元年全タク連がそう決めたらしい
タクシーは便利な乗り物だけどそんなに頻繁に乗るようなものではないと子供の頃は思っていた
大学生の時、練習時間に合わせ大体同じ時間に吉祥寺駅に何名かのラグビー部員が揃うので3~4名で乗り合いで利用していたことを思い出す
大体1人2百円程度なのでバスよりもタクシーに乗ることの方が多かった
社会人ともなると贅沢になり何かというと移動はタクシーが当たり前
特に思い出すのはバブル期 
当時の僕の勤務地は銀座(旧三和銀行銀座支店)つまりバブルの王様のような場所
まず深夜は2時をすぎないと空車は捕まらないし、捕まったとしても近距離は乗車拒否をされる
翌日も仕事があり少しでも早く帰りたい僕は寮のあった目白まで普通ならば3千円程度のところを仕方なく1万円を払ったことが何度もあった
金曜日夜の並木通りは大渋滞で通り抜けるのに何時間もかかり、決まった乗り場じゃないと乗車できないのでタクシー乗り場は大行列
しょうがないので朝まで飲み明かすことも頻繁だった
白タクと呼ばれる無許可の車が通常よりも高い料金で客引きをしているのは当たり前、取引先からもらったタクシー券を使う時の高揚感など思い出すと異常な時代だった
今もタクシーは便利な乗り物であるには違いないが、深夜に長い行列を作ってまで乗るようなものではなく何となく節度のある利用に代わってきていると感じている
CMのGoTaxiみたいに便利にはなっているけど運転手さんになりたての人が多く、「まだ経験が浅いので道を案内してください」と言われてしまうと、行き先を告げてしまえばあとは裏道を駆使しながらもすごい勢いで目的地に届けてくれたバブル期の運転手さんが懐かしくなってしまう

2022.8.5
SRFC Taro.S