四年間を振り返って 藤本健友

2012/12/28

HPをご覧の皆さまこんにちは。今シーズン副将/CTBを務めました藤本健友です。

「人はみな、うれし涙が流れるときまで旅人です」
以前こんな詩を本の中で見かけました。正しいか分かりませんが、人は誰しもうれし涙を流せる瞬間に出会うまでは、苦しく辛い道程を歩く旅人のようなものである。と勝手に解釈しています。
この詩はまるで私の成蹊に入ってからの10年間を表しているようだなと思いこのコーナーで紹介させて頂きました。

先日の入替戦での昇格。それに至るまでの私のラグビー人生は決して華やかなものではなく、負けばかりの苦しく、辛いものでした。
中学では大きな大会まであと一歩のところで敗れ、高校では秋の大会で、一勝もすることなく終わり悔し涙すら流れず引退したことを今でも覚えています。また昨年全敗し降格が決まったときには、何も考えられなくなりました。挫折ばかりのラグビー人生だと嘆いた時期もありましたが、その全てがこの前の入替戦の昇格で報われた気がしています。
私がうれし涙を流したのはノーサイドの笛が鳴ったときではなく、みんなと喜びを分かち合った試合後の控え室でもなく、入替戦後の飲み会の二次会でした。
学生トレーナーの工藤、井上、そして成蹊高校ラグビー部の同期であった友と協力し、何日もかけ作ったモチベーションビデオが店内で流されているとき、安堵感と昇格した喜びが一気に溢れ涙が流れてしまいました。三つ上の主将でもあり、現コーチでもある池田元さんも私と一緒に泣いて下さったことが更に嬉しく、涙が止まりませんでした。



元さんをはじめ、試合後観客席で涙を流し喜んで下さった昨年主将を務めた大森さんのように熱く、優しい先輩方、共に戦ってきた後輩、最高の同期、常にチームを支え続けてくれたマネージャー、学生トレーナーと歩んだ四年間は私にとって誇りです。そしていつも練習後帰りが遅くなっても常に料理を作って待っていてくれた母と、ラグビーの技術だけでなく、スポーツをする上で大切な心構えを教えてくれた父にお礼を言いたいと思います。長い間本当にありがとうございました。

最後になりましたが、成蹊大学ラグビー部は来シーズンより再び対抗戦Aグループという過酷な舞台で戦うことになります。いまの後輩たちは経験、体の大きさなど、まだまだ足りない部分は多いですが、ラグビーに対し真剣に向き合い、勝利に向かって努力をし続けられる者たちです。 そんな彼らならば必ず現状を打破し、今年以上の感動を皆さまにお見せすることが出来ると思いますので、来年度も温かいご声援をよろしくお願い致します。