コラム~成蹊ラグビー

W杯

2018/06/15(金) 14:20

ついにFIFAワールドカップが始まり、オープニングゲームは開催国のロシアがアジアの同胞サウジアラビアを5vs0で圧倒した
サウジアラビアがアジアのカテゴリーにいるのはなんだか馴染めないが、予選リーグは日本と同組2位だったので応援をしていたが残念な形となってしまった
ロシアも石油産油国なので余計な忖度がなかったのかもしれない・・・

サッカーの国際試合を観ていつも感じるのは外人のシュート感覚の鋭敏さだ
得点にならずとも大抵枠をとらえているし、隙あらばどんな遠くからでも積極的に狙ってくる
それに比べ、日本人の狙わないことと言ったら時々腹立たしくなるくらいパス回しに徹してしまう
おそらく、幼少期のコーチングが影響しているのだろう
和を重んじ、突拍子もないプレーは非難され、変な場所や状態からシュートを蹴って外してしまうと叱責されてしまうので段々と周囲との調和を重んじるプレーヤーばかり育ってしまうのだろう
悲しいかな’狩猟民族’と’農耕民族’との違いと割り切るしかない

また、ワールドカップと言うと大概サッカーのワールドカップを連想すると思う
ラグビーW杯を思い浮かべるのはラグビー経験者でもほんの一握りではないだろうか
事実ほとんどのスポーツの国際大会はワールドカップとは言わず、世界選手権(WorldChampionship)と呼んで大会を開催している
1904年に設立されたFIFA(国際サッカー連盟)の設立要領には世界選手権を開催することが記載されており、1928年の総会で大会名称を「ワールドカップ」とすると定め、事実、この名称を世界で最初に用いたスポーツの祭典はサッカーだそうだ
サッカーほど世界中に広まっているスポーツはなく、競技人口も他のスポーツを圧倒しているに違いない

日本代表も19日から予選リーグが始まる
コロンビア、セネガル、ポーランドといずれの国もFIFAランキングでは日本よりはるか上位国ではあるが、マスコミの下馬評を覆し、快進撃を続け、入梅し鬱陶しい気持ちとなっている日本人の気持ちをカラッとさせてほしいものだ

2018.6.15
SRFC Taro.S