コラム~成蹊ラグビー

木枯らし・・・

2017/10/31(火) 13:57

木枯らしというと僕より上の世代は「木枯らし紋次郎」となり、懐かしい思いに耽る先輩方は多いと思う

ちなみに木枯らし紋次郎とは、笹沢佐保の原作をもとに1972年の元日から放送された江戸時代(天保年間)を舞台にした股旅渡世人を主人公とした時代劇であり、上州新田郡三日月村(現在の群馬県太田市)生まれ、ぼろぼろの三度笠(妻折笠)に薄汚い道中合羽を纏い、口端に長い楊枝を加え、揉め事で助けを求めらえると『あっしには関わりのないことでござんす』という決まり台詞と共に中村敦夫を一躍トップスターに押し上げ、上条恒彦が唄う主題歌「だれかが風の中で」のフレーズを思い起こすことができる昭和を代表する大ヒットした昔懐かしいTVドラマである 

が、ここで述べたい木枯らしは、昨日吹いた『木枯らし1号』のことである

木枯らし1号とは西高東低、つまり冬型の気圧配置となり、その年に初めて吹く北寄りのやや強い風の事であり東京地方と近畿地方のみで発表されるものである 1号があるなら2号もありそうだが2号以降の発表はしないそうだ

東京の木枯らし1号の基準は
<期間>10月半ば~11月末
<気圧配置>西高東低の冬型の気圧配置
<風向>西北西~北
<風速>最大風速8m/s
となっており、今までで一番早いのは10月13日、逆に一番遅いのは11月28日だそうで、今年は例年より10日ほど早いとのこと

木枯らしのイメージは深まる秋を感じながら道端の落ち葉を吹き散らかす情景に冬の訪れを予感させるものだが、そうなると今年は秋がなかったなぁとしみじみと思ってしまう
8月の長雨から続き、週末ごとに訪れた台風のイメージが強いせいだろうが今年の対抗戦は10/1の慶応戦を除けば全部雨中での戦いだったこともその思いを強くさせているのかもしれない

ラグビーはどんな天気でも戦わざるを得ないスポーツであるという自覚はあるものの、やはり秋晴れの気持ちの良い天気の下で学生達には戦って欲しいと思っている

残りの3試合 好天の下、目標を達成すべくUNITEし日ごろの練習の成果を発揮して欲しい

2017.10.31
SRFC Taro.S