コラム~成蹊ラグビー

良い肉の日

2016/11/29(火) 00:00

まず、本題に入る前に・・・本日は奥大使の命日(2003年11月29日)となります
 
奥大使(奥克彦氏)は、外交官を目指すために早稲田大学ラグビー部2年生で退部、在学時に外交官試験に合格されました
 
入省後英国留学中、オックスフォード大学のブルー(ケンブリッジ大学との対抗戦メンバーの称号)にも選出されるほどプレーヤーとしての評価も高く、また、ラグビー日本協会の国際委員会の委員として日本ラグビーの海外活動を積極的にサポートをされてきた方でもあったそうです
 
英国の日本大使館参事官としてイラク平和復興活動中、会議予定地のイラク北西部の町ティクリートに向かう途中、テロリストの凶弾に倒れ無念の殉職をされた悲しい日です
 
清宮監督時代の早稲田ラグビー部の標語『ULTIMATE CRUSH』が奥氏の発案であったことは有名な話です
 
日本ラグビーの素晴らしさを世界に発信し、同時に世界の平和を願いながら、その活動中に志し半ばにして凶弾のために亡くなられた奥氏を偲び、皆でご冥福を祈りながら合掌をしましょう
 
 
 
さて、本題
 
 
今日11月29日は『1129=良い肉の日』 そんな日ですから、僕のお勧めのお肉の名店をいくつかご紹介させてほしいと思います
 
まずは、焼肉系
塩ホルモン好ちゃん神田本家(JR神田駅徒歩10分)、飯田橋分家(JR飯田橋駅徒歩2分)、中目黒店(東横線中目黒駅徒歩7分)
 
今やどの町にでもあるホルモン焼きだが、それをここまで広めたのはこの『好ちゃん』といっても過言ではない・・・ホルモン以外のカルビやロースももちろん、ミート系のパスタや〆のちゃんぽん麺も格別な味わい  これからの季節にピッタリなもつ鍋も提供できるお店なので忘年会幹事を任された方は迷わずこの店を選びましょう
 
次に、イタリアン
☆Trattoria TantaBocca(2008)
トラットリアタンタボッカ 北参道にある『肉イタリアン』発祥ともいえるお店
☆Bistro CarneSio(2011)
ビストロカルネジーオ 恵比寿にあるお肉(Carne)を塩(Sio)で食べましょうをコンセプトにした人気店
☆Trattoria Macco(2012)
トラットリアマッコ 内神田にあるこじんまりとした落ち着いた雰囲気でお食事ができるお店
☆Trattoria GranBocca(2014)
トラットリアグランボッカ 飯田橋のランドマーク「サクラテラス」にあるローストビーフの名店
☆Trattria CarneSio(2016)
トラットリアカルネジーオ 恵比寿の名店カルネジーオが満を持して大手町に出店、隣の『星のや東京』に宿泊している外国人観光客も訪れる異国情緒が味わえるお店
 
最後は今人気の讃岐うどん
☆香川一福
内神田に出店したこの店は既に東京を代表する讃岐うどん店として今年のミシュランガイドのピブグルマン部門に選ばれるほど・・・この時期ならカレーうどんで決まりです
 
 
既にお気づきの方もいると思いますが・・・・これらのお店は1996年(平成8年)に成蹊大学ラグビー部を卒業した岡田章氏が経営する㈱セレソンが運営する店舗(香川一福は他社と共同経営)で、2005年に1号店となる『好ちゃん神田本家』を出店以降順調に事業を拡大してきている
 
彼らのコンセプトは『人が好きで、肉が好き…』というシンプルな発想の下、オーナー岡田氏の柔軟な発想で店舗を増やしてきている
 
実は経営者に必要な資質は大胆さではなく、思いっきり小心者であることが重要なのだが、彼にはこの『小心者』の観念が非常に鋭敏であるように感じている 
 
それは不採算店舗の閉店の手際をみていると良く判る
 
出店コストを考えたらもったいないという発想が浮かびそうだが、それよりもずるずると悪い方向へ引きずられてしまうリスクを大胆に排除していく 
 
 
彼のこの手法は、ラグビーの試合感覚と似ている 
 
ラグビーは攻守のバランスが大切である・・・80分間ずっと攻め続けていることはない どんなに圧倒している試合でもかならず相手のペースになるときがある 
 
また、勢いを止めてしまう小さなミスに対してその処理を間違えると大きな失点に繋がってしまうこともあるし、相手の攻撃を察知して未然に防ぐことも可能である
 
これらのことを五感で感じながら進めていくのがラグビーだ 
 
単純に体と体のぶつかり合いではなく、実に巧妙な駆け引きがある
 
 
さて、成蹊大学は2016年の対抗戦Aグループを全敗で終了し、12月11日入替戦に臨むこととなった
 
しかし、これはある意味必然であり、成蹊はAグループに所属しようがBグループにいようが入替戦は逃れられない立場にある
 
つまり、この1試合は想定内の試合であり、慌てる必要はないのだ つまり心理的な準備は万全である
 
セレソン社の岡田氏が実践しているようにミスは最小限に食い止め、攻め込むときには慎重に、しかし行くときは大胆に攻めることで必ず勝利を収めることができると思う
 
 
入替戦後、岡田氏から大量の肉の差し入れが届くことを楽しみに皆で一丸となって戦っていこう!!
 
 
2016.11.29
SRFC
GM Taro.S