4年間を振り返って 落合伸之

2010/12/22

 HPをご覧の皆さまこんにちは。成蹊大学経済学部4年、ロックの落合伸之です。

先日の甲南戦を終えて、2010年度小林組のシーズンも幕を下ろしました。少し寂しい気持ちと、やり切った満足感が入り混じっている今日この頃です。全てが終わった今、本当にこの4年間を成蹊ラグビー部で濃い時間を過ごし、素晴らしい人たちとめぐり合えて自分は幸せ者だったなと思うと共に、これまで私を周りで支えてくれた人には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今まで苦楽を共にした最高の同期のみんな、生意気だけどかわいい後輩たち、見えないところでも一生懸命サポートしてくれたマネージャー、トレーナー、いつも温かく見守って下さった八木監督をはじめ、成蹊に革命をもたらして下さった西田コーチ、ボールを両手で持つことをたたき込んで下さった稲垣コーチ、多くのOB、OGの方々、そしてラグビー部を応援して下さった全ての人に本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
特に、この4年間だけではなく、小学生の頃から大食漢であった私に毎日温かい料理を大量に作り続けてくれた母、プレッシャーをかけないようにいつもこっそり試合を見に来てくれた父、両親の手厚い支えのおかげで今まで何不自由なくラグビーに集中できました。本当に今までありがとうございました。


この4年間、本当に色々なことがありました。厳しいスポーツを選んだわけですから、苦しい事も辛い事もたくさんありました。しかし、ラグビー部での出来事を思い返すと、みんなで笑い合っている笑顔の記憶の方がたくさん出てくる気がします。辛い時もみんなで声をかけて乗り越えて、ふざけるときもみんなでふざけて大笑いして、ここ一番の勝負では勝利をもぎ取って泣き笑う 成蹊はそんな笑顔あふれるチームだったと思います。そんな私の大好きなこのチームで過ごした今までを振り返ってみたいと思います。

5-108 。

 1年の時の対抗戦開幕戦、早稲田大学戦。これが私の大学ラグビーの原点だと思っています。
秩父宮で早稲田と試合ができる。高校生のときの私には、想像もできない、まさに夢の舞台に自分が立てる事に、試合前はただただ感激しました。しかし、その夢の舞台での惨敗。本当に悔しかったです。自分の無力さを痛感し、Aグループがいかに厳しい世界かということを実感し、一気に夢から覚めました。そして、「秩父宮でもっといいゲームがしたい!」と強く思うようになり、それが今まで私のモチベーションとなり、目標となりました。
 そしてその日から3年、自分たちの代である今年度の開幕戦、慶応大学戦でその思いは実現しました。開幕戦に照準を絞ってきたこともあり、成蹊の低いタックルが次々と決まり、負けはしましたが、上位校と対等に張り合えたという満足感がありました。成蹊のいいプレーの度に客席から歓声が上がり、試合後には「よくやった!」という声が飛び交い、秩父宮でこんなゲームできるのは、こんなに気持ちいいことなのか!ということを強く感じ、ラグビーをやっていてよかったと思いました。しかし、今年はそれよりももっと鳥肌の立つ瞬間が用意されているとは、正直そのときは思ってもいませんでした。

 忘れもしない日体大戦。こんなにも勝ちたいと思ったことは今までありませんでした。試合までに何回「勝ちたい」と言ったことでしょうか、本当にチームの中でも何回も聞きました。特に印象的だったのが、普段はポーカーフェイスなリーチ(4年、貝渕理一郎)が前泊したホテルの部屋で「勝ちてえ」とボソッとつぶやいたことです。普段私と一緒にいることが多い彼ですが、こんな事を聞いたのは初めてで、正直驚きました。しかし、4年生の日体戦に懸ける思いを改めて感じ、「明日はこいつの分まで頑張って絶対勝ってやろう」と、その強い思いを背負って試合に臨みました。とにかくロスタイムの8分間はおそらく後にも先にも一番長い8分間だと思います。勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい勝ちたい・・・・その一心でただただがむしゃらに守り続け、ノーサイドの笛を待ちました。
 いざ笛が鳴った時には、歴史を創造できた嬉しさと疲れと信じられない気持ちと緊張の糸が切れたのとが混ざってわけが分かりませんでしたが、涙が止まりませんでした。とにかく私の文才では表せないような最高の感情でした。


 また、その後の立教戦でノーサイドを迎え、「2勝」の目標を果たした瞬間、4年として背負ってきた重荷がすっと肩から降りた気がしました。それを降ろしてくれたのは他でもない頼もしい後輩たちでした。本当に彼らには感謝しても感謝しきれません。特に感謝したいのはFWの後輩たち。自分はFWリーダーとして特に何もしてやれなかったけど、みんながしっかりしていて、心強くて、結果強いFWを作ることができました。ちょっと生意気で変わったやつが多いけど、本当憎めなくて、みんなでああだこうだ言いながら毎日遅くまでスクラムを組んでいたあの時間が大好きでした。本当にありがとう。
彼らがこれからの成蹊ラグビー部を背負っていきますが、彼らのラグビーに対するひたむきさ、向上心は強豪校に負けない、いやそれ以上の素晴らしいものがあります。私は必ずや来年のチームが今年の「2勝」を超えるだろうと信じております。なんていったって私の誇れる頼もしい後輩たちですから。
 
HPをご覧の皆さま、常に上を目指し続ける成蹊大学ラグビー部にこれからもどうぞ温かいご声援をよろしくお願いいたします。
 
最後に、同期のみんなへ。
 みんなで過ごした4年間は自分の宝物です。本当にみんなが同期で幸せでした。ポッキリ折れたり、投げやりになったときもあったけど、最後は4年の意地見せてやるときはやって、みんな最高にクールでした!この同期で歴史を作れたことは誇りです。これからも一生よろしくお願いします。




4年 落合伸之