https://www.seikeiruggerclub.com/blog_manager/blog_id=2
2024-03-28T16:44:26+09:00
RCMS
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=4001
2024-03-28T16:07:00+09:00
言わずもなが・・大谷翔平氏の身の回りに起きてしまったことだ
それにしても依存症というのは怖いものである
アルコール、ギャンブル、薬物、恋愛、買い物など、一般的に心の弱い人がなると思われがちだが、医学的には特定の物質の摂取や行動を繰り返すうちに快楽や喜びを感じる脳の回路が変化をすることによって引き起こされるものとされている
神経を興奮させて快楽や喜び、高揚感を引き起こすドーパミン、このドーパミンが分泌される状況を頻繁に作ると脳内にそれを求める神経回路ができてしまい、自分では制御できない脳の要求、つまり脳がハイジャックされてしまうことで依存症となるらしい
でも程よい依存って必要だと思う
人は誰にも頼らず、誰とも関わらずに生きていくことはできないのだから暮らしていく上では何かにもしくは誰かに適度に依存するということは悪いことではない
この適度をいかに調整していくかが人生の楽しみであり、大切なことなのだと思う
4月も近くなり新入部員を迎え入れる準備期間に入ったラグビー部
どんなに沢山の部員が入ってくれるのか楽しみですが、我々がその程よい依存対象となるように皆でより一層努力してラグビー部に入って良かったと思ってもらえるようになっていきたいと思っている
2024.3.28
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3994
2024-03-19T11:09:00+09:00
冬みたいに寒くて卒業式らしい雰囲気ではないけど4年生は夫々の思いを胸に今日を迎えているだろう
ラグビー部には2回の卒業式がある
1回は本日の学園が行う学位授与式
もう1回は成蹊ラグビー部父母会による卒業生を送る会
僕個人的にはこの父母会主催の会の方が自分がいよいよ卒業を迎えるのだという実感を沸かせてくれたのではないかと思い出している
この卒業生を送る会は僕が大学生の頃には存在していたので40年以上続いている素晴らしい伝統行事だ
中高大の卒業生を中心にそのご父兄と送る側の現役部員が一堂に会し、卒業生一人一人がその時の自分の思いを披露するとても清々しい会である
人前で話すことが苦手の部員もこの時ばかりは話さなくてはならないのでおそらく前日から必死に何を話そうか考え、携帯などにメモをして臨んでいる姿も垣間見られる
中には本当に立派なスピーチで観衆を魅了することもあるがその多くはマネージャーである
自分が40年前に何を話したのかは今でも覚えている
ラグビーへの熱い思いとよく泊めてくれた同期の母親への感謝を伝えたが、笑いを取ろうとして思いっきり滑ってしまったことも良い思い出である
このように人前で自分の時間を与えてくれて意見を述べさせてくれるこの瞬間を経験できることは本当に良いことだと思う
僕もそうだったけど、ほとんどの者は終わった後にああ言えばよかったとか、なんかもっと伝えたいことがあったのにその半分も言えなかったという思いばかりが募ったに違いない
でもそれで良いのだ
これから人前で自分の意見を言わなくていけない場面はどんどん増える
その第一歩を経験できたのだから次からはもっとしっかりと話をできている自分を発見するだろう
社会人となっても日々成長を実感しながら活き活きのびのび溌溂とやっていってほしい
卒業おめでとう
2024.3.19@学位授与式
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3992
2024-03-12T10:11:00+09:00
3月9日に平成27年度卒その代の主将を務めた石田航己君の披露宴に出席してきました
学生時代の航己はどちらかというと無口なタイプ
言葉でチームを鼓舞するというよりは身体を張り続けることでチームを牽引、入替戦で立教大を圧倒しAグループへ再昇格を果たした男
九州男児(小倉高校出身)らしい無骨という表現がぴったりな学生でした
時折見せる人懐っこいところが可愛らしくて卒業後も家族旅行先の京都や松山にも(福岡から)1人で出てきてくれて楽しい時間を過ごしてきた間柄
披露宴は博多でしたがそんな彼を慕う多くの同期や後輩たちが集結し前夜から楽しい時間を過ごせました
宴席では新郎新婦夫々の友人たちによる余興があり、どちらも秀逸で会場も大盛り上がり
披露宴の最後に双方のご両親への思いを告げた場面では、あの航己がこんな気持ちを表現できるようになったんだと涙腺が崩壊しそうになりました
翌日の3月10日
監督となって報告をしに行かなくてはならないと思いながらなかなか機会を見つけることができなかった池田先生の墓参@大牟田へ
行きしなに池田先生の次女のさつきさんと待ち合わせ柳川で鰻の蒸籠むしを食しました
※さつきさんは一人暮らしご飯会の場所の提供者(オーナー)です
先生に遅ればせながら監督就任の報告と今シーズンの捲土重来を誓い、そのお力添えをお願いをしてきました
墓参後先生のご自宅で明日(3/13)に96歳を迎えるお元気な和女さんにもお会いすることができたので安心も得ることができました
九州在住の若手OBにはぜひとも池田先生の墓参りと共に和女さんの様子を伺いに訪れて欲しいと思っています
できれば順番を決めて頻繁に・・・
写真1
披露宴余興の大ミニー(瀬良)と小ミッキー(青山翔)
披露宴会場にいた子供たちの夢や希望を木っ端微塵にし恐怖心しか与えなかった2匹
なぜかミニーの方が大きいのも不気味な要因
でも会場の爆笑は得ていた
写真2
池田先生のお墓
有明湾を見渡せる高台の見晴らしの良いところ
この日はとても暖かい日で気持ちが良く先生にいろいろなお願いができました
2024.3.12
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3977
2024-03-04T08:23:00+09:00
今年のスローガンは成蹊BEAT
相手を破るBeat、リズムを表すBeat
この2つの意味を込めているということを主将の金子颯馬がキックオフMtg で説明をしていた
僕の中ではリズムというイメージを打ち出した新チームに対して自分たちの課題である試合の入り口で失点を重ねてしまう悪い癖、スロースタートのイメージを打ち破ろうという決意の表れと捉えたので新チームの意気込みを頼もしく感じました
ただし、スロースタートと表現が許されるのはその後の出遅れを挽回できる相手を圧倒的に凌駕できる爆発力があるからそう言われるのである
試合の入り口に失点を重ねてしまい、何とか挽回しようと努力はするものの結果として負けてしまうのはスロースターターとは言えないのでそこの感覚と覚悟はしっかりと持っていてほしい
このシーズンインに先駆けてその前日一粒万倍日の日に
部室、部室回り、風呂場、シャワー室、西部室ロビー、グランドの本部棟、体育倉庫などを部員総出で大掃除をしました
使わせてもらっている施設・設備を丁寧に、そして綺麗に使うというのは当たり前のこと
おそらく大学4年間の大半をそこで過ごすのであるから自宅や自分の部屋と同じように綺麗にしておくべきである
そういう意味で各自担当となった場所を皆で協力して一所懸命に掃除をしている姿に今シーズンに対する彼らの真摯な思いを受けとりました
綺麗な部室にウルトラ大明神が戻ってきてくれました
あれはいつのことだったか覚えていませんが、旧部室(現在の漕艇部部室)のコンクリート製の梁にいつの間にかウルトラ大明神が祀られていました
部室移動以来いつの間にか消え去っていましたが、今回の大掃除をどこかで見ていてこれならばと思ってまた舞い戻ってきてくれたのだと思います
ウルトラ大明神がいてくれたなら百人力、いや万人力・・・
今シーズン成蹊BEATのリズムに乗りウルトラ大明神も力添えをしてくれることでしょう
2024.3.4
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3970
2024-01-24T10:26:00+09:00
新年最初の投稿です
2024年度シーズンも監督として大学ラグビー部にお世話になることとなりました
新シーズンにおける最大の目標は高島主将以下の4年生が残してくれた経験値をしっかりと継承し、必ず再昇格を果たすこと
これしかないと言えます
3年生以下の部員に対しては、新シーズンに向けて今は雌伏の時、来るべき時に向けて心身ともに休めておいて欲しいです
さて、監督1年目の実感として1つ目に感じたことは
これまでラガークラブのGMとして入替戦で様々な結果をみてきました
GMとしてグランドには度々顔を出していたので現場と一体だと勝手な思いがあり、勝てば誰よりも嬉しく負ければ部員と同じくらいに悔しいと思っていました
しかしながら、今シーズンを監督として部員と共に過ごし対抗戦を戦い入替戦で負けた時、あの悔しさや自身に対する不甲斐なさから試合後の集合時にまさか部員の前で泣いてしまうという想像以上の出来事となっていました
負けて泣いたのは4年生の慶應戦くらいだったので本当にびっくりしてしまいましたし、あとから思うと恥ずかしい気持ちで一杯になりました
もう一つの思いとしては先日の納会で部員には話したことに尽きます
大学ラグビー部はラグビーだけを学ぶところではなく上下関係の中で日本古来の礼節を学び社会人となるための準備期間として存する、という考えを述べました
果たして2023年度シーズンにおいてそれを実践できていたかというとやはりそれは僕自身の伝達力不足であり、部員への浸透は未然であったと反省し、新シーズンではもう少し具体的に発信をしていかなくてはならないと考えに至っております
いずれにしても監督初年度は惨敗でした
これは戦績のことではなく、全ての自分自身の立ち居振る舞い、言動などが未熟さに溢れていました
しかしながらこのままでは当然終わるわけでもなく、自身の捲土重来を果たすために新シーズンも新たな気持ちで学生と共に成長していきたいと思っています
現役のご父兄、学園関係者、ファン倶楽部、ラガークラブOBOGの皆様に2023年度シーズンにおける多大なる声援とご支援に感謝を申し上げます
本当に物心共に学生たちを満たすためには十分なものでした
この御恩返しは2024年度に成していきたいと思いますので引き続き温かいご声援とご支援をお願い致します
新シーズンを迎えるまで学生と共にこのコラムもしばし休息します
監督初年度 1年間に亘りご精読ありがとうございました
2024.1.吉日
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3932
2023-12-26T11:33:00+09:00
最終戦は45-24で勝利を収めることができ、皆と笑顔で終われたことはとても良かったと感じている
春から公式戦は苦戦が続いており4大戦以外の公式戦は全て敗戦
勝つことの難しさを感じた1年であった
昨日の深夜自宅で大学選手権京都産業大学vs早稲田大学を観戦したが、京産大の圧倒的なパワーラグビーにあの早稲田が終始圧倒されていた姿は驚愕であった
この試合を観て京産大に感じたことは「リズム感」の重要性と認識性の高さ
攻守にわたりリズムがあり、グランドに出ている15人がそれに共鳴しているようであった
3名ほど推進力の強い外国人選手がいたが、周囲の選手もそれに同調しリズムが崩れることがなかった
今年の成蹊はリズムに乗るのが遅く、特に早い時間帯でリズムに乗れずに失点を重ねてしまうことが多かった
逆にリズムに乗れると明治戦や立教戦のラスト10分間の攻防のように相手を凌駕できる能力があった
来シーズンの課題はチームとしてリズム感の醸成と部員の共鳴性を高めることが重要となろう
100周年目の戦いは 高島主将を中心に必死、かつ真摯、全ての試合においてフェアプレー精神で戦い、日本人の心を打つ敗者の美学を体現していたと思う
グランドレベルで見ていても選手の躍動感や最後まで試合を投げないで戦う姿に感度を覚えていた
学生に謝りたいことが1つある
それは「勝たないと自分たちのやってきたことを証明することはできない」と言い続けてきたこと
積み重ねてきた過程の方が大切で「勝ち負け」の結果が全てではないことは自明である
それを敢えて言わずに勝利を追い求めたことがプレッシャーになってしまったのかもしれない
もっとのびのびと戦いたかったかもしれないね
自分自身の成長につながると思い監督を引き受けたけど・・・まだまだ自分も未熟だと感じた1年でした
4年生は4年間 お疲れさまでした
そして高島大聖主将 この1年間 本当にお疲れさまでした
初めての監督には本当に出来過ぎの最高の主将でした
ありがとう
2023.12.26
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3922
2023-12-18T10:36:00+09:00
詩人牧之著書「題鳥江亭」に「捲土重来未可知(巻土重来未だ知るべからず)」という一節を記されている
捲土重来の意味としては
捲土:砂埃が巻き上がる様子
重来:一度収まった、過ぎ去ったものが再びやってくること
楚漢戦争において、いったんは講和条約が結ばれ天下を二分することにしたものの漢側の武将(張良と陳平)の進言を取り入れた劉邦が撤退を始めた楚軍を追い詰め、最終的に項羽を破ったことで楚漢戦争が終結し劉邦が天下統一を果たしたのだが、最後の1戦の前にこの川を渡り項羽の祖国(江東)に逃げ込むことができれば、再度軍勢を整えて再起を図ることができるという江東の長の提言を退け、自ら敵陣に切り込んで討ち死にをしたことより「捲土重来未可知」という詩が詠まれたのだ
これを語源に生まれた四字熟語が「捲土重来」であり、一度勢いの衰えた者が勢力を取り戻し巻き返す様を表すようになった
昨日歓喜している相手チームの所業を我々は唯々見ていることしかできず、ひたすら悔しい思いが募るばかりではあるが実はあの姿は1年前の我々であったのだ
1年間悔しさを持ち続け、おそらく我々にリベンジすることだけを考え過ごしてきたのだろう
如何にこの悔しい気持ちを持続させることができるのか、これが新チームの成長の糧となる
3年生以下がこれから1年間をどのように過ごすかで「捲土重来」できるのか、はたまた「捲土重来未可知」となるのか
険しい道のりになるだろうがやるしかないのだ!!
新シーズンはすでに始まった
2023.12.17
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3912
2023-12-06T14:50:00+09:00
当初、対抗戦3勝という掲げた目標には遥か遠く及ばなかったが帝京大から青山学院大までの3か月間に及ぶ学生の闘争心旺盛なチャレンジ精神は素晴らしいものであった
総得点75、総失点470・・2019年度の実績では総得点60、総失点630であったので明確に比較できるものでもないが4年前と比べても我々は着実に力をつけてきているという実感はある
また、強豪校との激しいコンタクトの中でも(入院加療を擁するような)大怪我人を出すことがなかったことは、この1年間続けてきたウエイトトレーニング等肉体強靭化の成果であり、厳しく指導をし続けてくれたスタッフ陣には感謝しかない
さて、全敗を受けて当然のことながら入替戦に臨むこととなったが、従前から述べているように我々はAグループに所属していようがBグループにいようが入替戦は必至のチームである
過去10年間において入替戦を回避した代はなく、もう少し長いスパンで確認した場合の不出場の代は2度のみ
1つはAグループで初めて2勝を挙げた代とBグループで初めて2敗した代の2度だけだ
対抗戦がABグループに分裂し、入替戦が2チーム出場できるようになって以来この2回しか入替戦に出なかった年はなく、あとはAだろうがBだろうが我々は大半の入替戦に出場している
つまり我々は入替戦の常連校なのである
入替戦での戦い方は無形文化財としての技として備わっている
幸い怪我人も回復し、ベストメンバーで戦えることも自信をもって臨める要因だ
まさに成蹊の伝統を発揮するときが来た
「やるときゃやる!」
我々が一番力を発揮できる舞台が整いました
2023.12.6
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3901
2023-11-24T15:13:00+09:00
プレモータム・シンキング
行動を起こす前に失敗を予想しミスを減らす思考のこと
医療用語から派生し、現在はビジネスの世界で新規事業であったり既存事業の立て直しを検討する中で活用されている思考法である
この考え方はラグビーにも当てはまると思うので紹介したい
①目標達成するまでに想定される失敗をイメージする
今度の青学戦にむけて勝つために想定されるミス(ノッコン、ノットストレートやペナルティ)をイメージする
②その失敗がなぜ起こるのかその原因を追究する
今シーズンのスクラムの原因、自陣ゴール前の相手ボールラインアウト原因となったプレーを検証する
③対策を検討する
その原因となったプレーが引き起こされた流れの中でそのミスが発生した根本的な原因を突き止める
④目標を達成するプロセスを実行する
①~③までのことを活かし青学戦で実践する
⑤失敗したことを振り返る
青学戦の中で出てきた課題を検証する
でもこれを待っていたら時すでに遅しなので、上記のことを立教戦という大変良い教材があるのでこの週末にかけてそういう視線でvs立教戦のビデオを見直して欲しい
そして、そこで出たミスをどのように修正するかが青学戦での戦い、つまり勝つために必要なことになると思われるので実践して欲しい
青学戦を完封で勝つのは難しい
ミス=失点に対してその取られ方まで分析で来ていれば動揺することなく次のプレーに集中できるはずである
まだ7日ある・・まだまだ頭の体操をしてよい時期であると思っている
2023.11.24
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3885
2023-11-06T14:22:00+09:00
試合終了時に電光掲示板を眺めたら11トライも取られていた
点数は73点・・これはすぐに目に入ってきたので理解はできたが、11トライも取られてしまったという実感が湧かなかった
身内に対する贔屓目と言われてしまうかもしれないが随所に好タックルを連発し、ターンオーバーから攻撃をする機会も結構あったのでいつの間にかに積み重ねられてしまったという思いの方が強い
特に前半30分ごろまでは0-19で成蹊のしつこいDFに筑波も必死な応戦を見せており互角の戦いができていたこともそう感じてしまう起因であろう
でも現実は11トライ73点という結果に終わった
残念だがこれは現実だ
山崎OB会長(前監督)が米国から一時帰国のタイミングで観戦しに来られていたので終了後の全体集合時に
「1本の線をピンっと張り詰めそれが緩まないように常に緊張感をもってやっていこう」
「残り2試合負けられない試合だけど、もうこうなったら1年間自分たちのやってきたことを信じてやるしかないだろう!そのためには1つ1つのプレーの精度を高めなくてはならない」
という言葉を頂戴した
やはり結果が全てなんだと思う
自分たちがやってきたことが正しかったということを証明するためには勝つしかない
これは社会に出てからも同じことが言える
例えば営業マン
真面目に営業活動を重ねても自分の担当する商品が一向に売れなければ上司からは「お前は何をやっているんだ、毎日どこ回っているんだ、本当に真面目にやっていればこんな成績のはずがないだろう」叱責ばかりの毎日が続く
心の中では「自分は誰よりも真面目に営業活動をしているのに何で分かってくれないんだ!」
でも営業成績が伴わない奴のいうことは誰も信じてくれないし認めてもくれない
僕たちのラグビー部の戦績も同じだ
春からどんなに厳しい練習をしてきても、夏の「昭和練」に耐え抜いてきたとしても秋の対抗戦で1勝もできなければ「よくやった!」という声は掛からない
こんな事態を迎えたくなければ、もうやるしかないのだ
そこには理由も理屈もない
自分たちのやってきたことが正しかったことを証明するには勝って示すしかない!
まさに「崖野淵子」さんですよ
2023.11.6
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3877
2023-10-30T14:48:00+09:00
優勝した南アは準々決勝からの全ての試合が1点差で勝利を収めたものであり、肉体的にも精神的にもタフな選手たちに感銘をうけたし、フランス、イングランド、NZを破ったことで現時点での真の世界一であることを証明したと思う
W杯が行われる以前は、テストマッチと五か国対抗しか主要な試合がなく、その時点でどこの国が一番強いのかという明確な尺度がなかったので何となくNZが一番強いよね程度の話であった
というのも4年に1度ブリティッシュライオンズが豪州とNZに遠征をしているが大体負け越しをしているし、ブレディスローカップでもNZが豪州を圧倒してきているからである
日本には親善試合として強豪国が時々来日しては力の違いを見せつけ、試合終了と共にジャージ交換をしながら輪になって「蛍の光」を歌うのが定番であり、今思えば何とも暢気でのどかな光景であった
W杯以前の南アは全ての国に対してテストマッチで勝ち越しをしている国として幻の最強国と言われていたが、アパルトヘイト時代はテストマッチを組むことが難しくそれを証明する手段もなかったのだが、第3回から出場資格を得た以降全8回のW杯中で半分の4回目の優勝を果たしているのだからラグビー最強国と言っても良いだろう
4年に1度の祭典が終わりこの余韻で日本国内でラグビーがどのように発展普及していくのか、4年前にも同様な議論がなされたと思うけど、リーグワンの開幕と同時にその熱もどこへやら、何万人も収容できる会場に数千人程度の集客しかないゲームが進行していくたびに観客数が減り続ける悪循環を断ち切るためにはどうするべきか
いま高校の全国大会の予選が各地で行われているけれど全ての都道府県で年々参加校が減り、県によっては絶対的な強豪校=花園常連校が存在し、そのうちトーナメントが成立しない県も出てくるのではないかという懸念さえある
ラグビー界の未来は決して明るくはない
高校も大学も強豪校に人が集まり過ぎている
サッカーじゃないけどレンタル移籍制度でも導入して単独チーム自体が無くならないように準公式戦リーグを立ち上げるような工夫があれば活性化につながるのではないかと思う
で、全ての試合後にはかならずアフターマッチファンクションを行い、ラグビーの最重要な精神である「ノーサイドの精神」として卒業後にもそのつながりが保てるような関係性を築くことができる環境づくりをすべきではないかと思っている
さて全然余談であるが・・・「くんだり」というコラムでかつての日本代表のサインプレーに「千田」というのがあって・・・ということを書いたが、
先日の北上での慶應戦におけるマッチコミッショナーがその千田さんでした
現在は北上ラグビー協会の会長をされているそうで、プレマッチの内容よりもその千田さんが気になってしまい一人で興奮してしまいました
プレマッチの進行役は高橋善幸氏、僕と同期で高校日本代表、明治大学時代は主将で有名なプロップ3番(当然向こうは僕のことは知らない・・・)
やはり東北地方のラグビーは往年の新日鉄釜石の方々が支えているのだと感動を覚えました
現役時代になんて身体が大きいFwの人たちだと思っていた千田氏も高橋氏も今では僕の方がもしかしたら大きいと感じたのはなぜなんだろう
2023.10.30
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3871
2023-10-23T13:11:00+09:00
前半終了時点で想定とは真逆の形となっていた
ブレークダウンでの「圧」は想定外だった
前日Mtgでは立教戦や青学戦で刷り込まれているイメージよりもFwは伝統的に強いはずだから、そこは実際に体感するまでは油断しない方が良いという主旨の話はしたがおそらく想像以上だったのかもしれない
ブレークダウンでの攻防が徐々にFwの気力体力を剥がしていったのだろうし、Fwを前に出せる有効なキックも精度に欠けていた
ブレークダウンの局面ではかなり’Off the Gate’ではないかと思ったがレフリーが取らない反則は反則ではない
ハーフタイムのロッカールームで必死に修正を図ろうと意見を交わしあい、再度気合を入れて臨んだがそれでも前半のビハインドが重くのしかかっていた
後半も前半同様に攻防のバランスが悪かった
防御の時間が長く、自分たちの攻撃は精度の欠けるキックから相手にボールを渡してしまい、そこからまたDfが始まる
この繰り返しであった
後半の後半はもう気力もなくラインアウトモールからダメ押しの2トライを献上し突き放されてしまった
16-46
想定をはるかに超える敗戦は学生たちに厳しい現実を突きつけることとなった
シーズンはまだ3試合残っている
特に最後の2試合vs立教・青学は慶応以上に負けられない相手である
慶応戦の結果は「終わりの始まり」なのだ
男の子がいつまでもくよくよしているのは格好が悪い
残念ながらまだまだ修行と気合が足りないと言うことだ
肝心の対戦には1か月近く余裕がある
慶應戦で実現できなかったことを再度精緻にやり遂げることができるように準備する時間は十分にある
このままサンドバックのように打たれまくってシーズンを全敗で終わるのか、それとも最後まであきらめずにカウンターパンチを入れるタイミングを虎視眈々と狙っていくのか
このままでは終われない・・・気合を入れなおすのは今だ
2023.10.23
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3865
2023-10-16T10:43:00+09:00
QuarterFinalの中でフランスvs南ア、NZvsアイルランド
この2試合はQFではなくSemiFinalもしくはFinalでも良いくらいの顔合わせだ
日本も勝ち残っていればアルゼンチンのような結果となりSemiFinalでNZと戦えたのではないか、本気(マジ)のNZとどのくらいのゲームができるのか見たかったと思うと残念でならない
予選リーグを含め出場選手たちに目を向けると本当はかなり痛いのだろうがそんな素振りは一つも見せずに次のプレーに黙々と向かっていく姿や、こめかみあたりから血を流している選手が見受けられる選手がざらにいるのを見るとびっくりする方も多いのではないだろうか
TV画面上では時々信じられない角度のところからすごい勢いで人が吹っ飛んでいくこともままある
世界レベルのラグビーは尋常ではないほどに肉体の極限を極めた者たちの集団である
そんな見ていて面白いはずのラグビーが日本でなかなか市民権を得られないのはなぜなのだろうか
まず一つは上述したようにW杯でのラグビー選手のプレーを観ていると自分の想像とはかけ離れすぎていてラグビーをやろうという実感がわかないのだと思う
もう一つは女性の支持(人気)を得られていないことだと感じている
最近 ゴルフは第2次ブームを迎えていると言われているが、それは女性がラウンドするようになり、その女性たちとラウンドをしたいと思う男性が懸命に練習をしているからだと言われている
かつて1970年代後半から1980年代にかけて大学ラグビーがブームとなったのは本城氏に代表されるようなイケメン(当時はハンサムと言われていた)選手が沢山いた早大、その対抗馬としてお坊ちゃんの慶應タイガー軍団、ラグビーエリート明大ムキムキ軍団、つまり早慶明がおしゃれな街青山(秩父宮ラグビー場)で死闘を繰り広げたことがその要因であると言われていた
ananやnonnoなど女性誌に有名強豪大学のハンサム選手たちの特集記事が掲載されたことも度々あったり、情報雑誌ポパイやメンズクラブには「ラガーマンはなぜもてる」などの特集号が出たりしてラグビー=女性にもてるという図式が成立したので全国的に高校生を中心にラガーマンが増えたのである
今ではそのような図式が成立せず全国的にラガーマンは減少傾向にある
ラグビー界の発展(=ラグビー人口を増やす)ためには何かしらの図式を作り直さなければならないが、その答えはサッカーと違い、代表チームが強くなれば良いというわけではないと僕は思っている
なぜならば、2015年、2019年とラグビーW杯で躍進した日本代表の姿を見てもラグビー人口は一向に増えていない現実を目の当たりにしているからだ
ラグビー界がかつてのような姿を取り戻すためにはやはり原点に立ち戻ることが必要だと、最近学生と接することが多くなることによってますますその想いが強くなっています
2023.10.16
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3847
2023-10-03T14:08:00+09:00
くんだりまで出張っていったが成蹊としてはとても自信に繋がるゲームとなった
70点も取られて何を言っているのかと思うかもしれないが、2017年から2019年までのAグループ在籍時の3年間で早稲田大との対戦においては総得点19,総失点は318点(平均 得点6,失点106)であるのでこの結果は誇らしいと感じている
ところで「くんだり」を太字にしたのは、よく使っているのに意味が良く理解できていないからである
調べてみたら、中心地から遠く離れた場所へ行くことを「くだり」というところに撥音便の連音が使われ「くんだり」となったそうだ
次戦もそのまた「北上くんだり」に行かされる
しかもかなりのくんだりだ・・・色々と思うことはあるがこうなったら結果で鬱憤を晴らすしかない
自分では晴らすことができないので選手に託すしかない
慶応戦にはいろいろな思い入れがあるが、自分の4年生の時のことは試合開始前から終了した時のことまで鮮明に覚えている
今でも時々思い出すが・・・後悔の方がはるかに多い
あの時ああしておけばよかった!こればかりだ
学生にはその思いだけはして欲しくないので、自分の後悔の念を少しでも減じるために今度その時の気持ちを詳細に学生には話したいと思っている
ところで、その昔の日本代表のサインプレーに「千田(ちだ)」というのがあった
1983年日本代表vsウエールズ代表@アームズパーク
強豪ウエールズ相手に24vs29と大接戦を演じ海外から称賛を浴びたゲーム
スクラムからNo8千田選手がサイド攻撃をする単純なプレー
綺麗にダイレクトフッキングされたボールを素早く取り出しスピードに乗ってスクラムサイドを突破し、そのままトライを取りきった
サインプレーというほどのサインプレーではないのが特徴的だった
この千田選手の出身地が北上(黒澤尻地区)だ
千田選手は黒澤尻工業高校出身(岩手県の花園常連校)で全盛期の新日鉄釜石に入り当時の日本を代表する名プレーヤーであった
今度の慶応戦もこのサイン「千田」のように成蹊史上後世に残るようなサインプレーで是非とも凌駕したいと思っている
2023.10.3
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3841
2023-09-27T15:07:00+09:00
調べてみたら2018年9月16日vs帝京大戦以来であった
まさに5年ぶり
今回の対戦相手はうちと同様に100周年を迎えた明治大
大学ラグビー界における実績と知名度では劣るが、積み重ねてきた歴史はどちらも同じという自負はある
100周年という節目の年に対抗戦Aグループという輝かしい舞台に戻り、ラグビーの聖地秩父宮で明治大学と戦うことができる幸せは部員にとってもこの上ない喜びだろう
試合結果は12-93
今回も前節に続き大敗だが、後半ロスタイムを含めた10分間の攻防は明治大を本気にさせる互角の戦いができた
この自信は大きな財産としてこれからの戦いに必ず活きるだろう
ただし、Jスポーツでこの試合の解説者であった後藤翔太氏が指摘していたように、成蹊のDfは縦には強いが横に揺さぶられると脆くなる
多くはミスマッチのシチュエーションではあるが、個々の強い意志(=気合い)があればもう少し止めることができた場面も多々あったように思う
タックルにおける責任感は仲間からタックルできない奴、しない奴だというレッテルをはられることを避けたいと思う気持ちが強ければ強いほど生まれるものであると思う
次節の早稲田大はその横の揺さぶりが早いし上手いのでうちが最も苦手とするタイプのチームではあるが、もう一段成長を実感させてくれるには最高の相手である
舞台は足利に移るが、かのルイスフロイス氏がその著書「日本史」で認めた日本で最古、かつ唯一の大学(=足利学校)があった場所であり、戦国時代にはそこで四書五経を学んだ者が武将の軍師として多く輩出されていたところである
その歴史的な場所で部員たちは早稲田大からラグビーについてまた多くのことを学ぶことができるに違いない
2023.9.27
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3829
2023-09-19T13:02:00+09:00
残念としか言いようがない
戦略だろうけどいつもよりもキックが多めの攻め方に不安を感じた
プレッシャーがきつかったことも影響をしたのかもしれないが、バウンドが悉く思い通りとならず大半のキックでピンチを招く結果となっていた
タラレバはないけど、SO松田選手のチャージでボールの転び方が右ではなく左にいっていたら・・・とか、FBレメキの胸にすっぽりとボールが収まっていたら・・・など思い通りに進んでいたら試合の行方はジャパンに有利に動いていただろう
でもそうならなかった
紙一重なのだろうけど、それも含めて全てが実力の差だと感じた
今まで一度も勝ったことのない相手に勝つことの難しさを改めて知った
試合終了後にふと成蹊に置き換えてみたが、この展開と同じことが起きてるなぁと思った
不用意なキックはもちろんではあるが、キックを蹴ることはボールが一時はEvenになると言うことだ
再び自分の手に戻れば攻撃を有利に継続できるが、いざ相手に渡ると一機にピンチとなる
そんなことは言われなくても理解してますよという意見は受け入れよう
でも成蹊はこの場合ピンチとなることが多い・・・
なぜなのか!?
キック精度も一因だろうが、おそらく蹴った後にそのキックが上手く味方の手に入ることを願いながら走っている選手が大半で相手にキャッチされすれ違い気味のパスで縦に鋭く走りこんでくる選手のことや相手側に優位に転がってしまうことを想定していないのではないかと思えてしまうほど同じプレーが繰り返される
その縦にトップスピードで走ってくる相手にタックルに行くのが怖いのか?、相手側に転がりそうなボールに対して頭からセービングに行くのが怖いのか?
もしそうなら対抗戦Aグループでの戦いは即刻に辞めるべきだ
試合をする資格も意義もない
そうでないと言いたいのであればそうならないようにしっかりとしたプレーをすべきだろう
コロインベテのような選手が走りこんでくるのではない、帝京にしても明治にしても早稲田にしても走りこんでくるBKの選手にそこまで凄い選手はいない
相手がクリーンキャッチしない限り、そのボールはEvenボールなのだ
そのEvenボールへの働きかけは想定していればマイボールにならずともそこでのブレークダウンとなるようにできるはずなのだ
一流の選手が皆 口にするのは「最後は気合でした」って
僕が常に言っている「メンタルタフネス」
ラグビーが上手い下手の問題ではない気持ちの問題なのだ
これに尽きる
成蹊はまだまだ気合が全然足りていない!!
2023.9.19
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3820
2023-09-11T10:39:00+09:00
世間一般的には大敗、成蹊は弱いな、これでAグループに良く居られるな・・・と言われるだろう
でも試合後の共同記者会見で試合の感想を求められたので「帝京から1トライを取ったので僕の中では今日の試合は勝ちゲームだと思っている」と話をしたら苦笑いしている記者が大半だった
でも人がどう思うのかではなく、自分たちがこの試合を通じて何を学び取ったのかの方が大切なことである
4年振りのAグループ、監督の僕を含めて全部員が初めての舞台
選手たちは力量の差に圧倒されながらも最後まであきらめることなく必死に戦った姿勢は評価できるし、次戦に向けて良い指標ができたことは素晴らしい体験だった
その中で成蹊として一番に学び、かつ蓄積していかなくてはならないこととしてスタッフ陣が中心となって試合を円滑に実行することができるための運営能力だと僕は感じた
試合に臨む選手たちは極端に言えばK.Oに合わせて自分の体調さえ整えれば良いだけだ
しかし、スタッフ陣は違う
会場入りから試合前準備はもちろんのこと、K.Oまでの選手たちのアップ時間やグランドへ整列する時間まで細かい決め事があり、それを選手に周知徹底させること
スパイクを履いてよい場所、GKを含めたキックを練習してよい時間帯など運営側が今までの経験の中で積み重ねてきたことが両チームに対して平等に指示が出るのでそれをしっかりと規律良く実行できないと「成蹊さんは久しぶりのAだからね・・・」と言われかねない
試合の内容や結果は自分たちでコントロールできないことが大半だが、スタッフ陣の運営に関することは全て自分たちでコントロール可能なのことである
このコントロール可能であることをしっかりと運営できるようになるとおそらく成蹊はAグループの常連校として再びその存在意義を証明することができると確信を持った
我々のリスタートは始まったばかりである
この1年間で達成できることもあれば数年かかることもあるだろう
思えば、僕が1年生の時に3-102で敗れた帝京に対し4年生の時には25-19で勝利を収めることができた
不可能なことは何もない
毎試合毎試合に起こる全てのことが成蹊の糧となるのだ
大量点を取られるのは恥ずかしいことではない、いつかやり返すことができる時が来るまでその時の悔しい気持ちを持続させれば良いだけだ
まだまだ始まったばかりだ 成蹊には伸びしろしかない
2023.9.11
SRFC Taro.S]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3810
2023-08-24T10:23:00+09:00
無事に僕の12泊13日の合宿が終わりました‥学生はまだ24日までいます
無事にというのは僕のことではなく、心が痛むような大怪我をする部員が一人も出ずに終えられたことです
また、3年生以下との個人面談は、あの時こんなことを言っていたよ、考えていたよね等々皆が卒業する時に各人の成長を感じることができる貴重で心に残る時間となりました
こんなに長く菅平に滞在したのは学生の時以来なので実に37年振りのことですが、当時の菅平と今の菅平では色々なことで変わってきているなと感じたことがありました
まずは、グランドが土から人工芝、もしくは天然芝に変わったことで洗濯物の量が圧倒的に減ったと思われること
1年生の時には同宿他大学との洗濯機争奪戦があり、それに負けると洗濯終了時刻が深夜を超すので翌朝6時から始まるランパスが地獄のようにきつかった
しかも連日の大雨でグランドは田んぼ状態、洗濯物も乾かずに生乾きのコットンジャージが重たくて何とも言えない気持ち悪いことと言ったら思い出したくもない出来事
また、ボールが革製だったので毎日ボール磨きをしなくてはならなかったこと
当時のボール磨きは古いストッキングを利用してボールに自分の唾を吐きかけて磨いていくやり方、疲れていると唾も出にくくなるので延びの良い唾と評判の先輩からボールに唾を吹きかけてもらいツルツルになるまで磨き上げていた
一つでも磨いていないボールがあると翌日は「お楚々練」が始まるので最後にボール隊長が全て磨かれているのを確認する作業があった
とても良いと感じたことは救急車が待機していること
安全面を考慮して菅平高原観光協会と医療派遣チームを派遣できる学校が連携を取り救急車がすぐに現場に行けるようにしていること
我々の頃は救急車を要請すると上田市内から来るために時間がかかるので大怪我人が出るとレンタカーしてきたバンを急遽搬送車にして部員が付き添っていったが、救急処置を施すこともないので大量の血が流れたままだったり、ずっとうめき声を出しながら激痛と戦っていたが、痛みは変わらないと思うが早急に適切な処置が施されて救急病院に行けることはとても良いことだと思った
昨日の最終日はその前日の試合がとても良い内容だったので、午前中は通常通りの練習を行い、午後はTeamBuildingとして皆が一体となれるようなゲームを小一時間ほど行い終了
皆が和気藹々後楽しく過ごしいていたのを眺めていたが、これも全て前日の勝利のおかげであり、やはり「勝つ」ということの素晴らしさ、楽しさを再確認できた
昨日の勝利を収めた後のテントの中は安堵感と共に幸せのオーラに満ち溢れていた
僕はあの空気感がとても心地よかった
さて、徒然に書き連ねましたが、最後に夏の各賞受賞者は以下の通りとなりました…皆本当に奮戦していました
岡田賞:スタッフ陣一同
新人賞:青木 梨駒
敢闘賞:熊谷 祥、惣福脇 和、鈴木 多加良
MVP:大館 幸長
おめでとう!!
2023.8.24(23)
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3809
2023-08-22T20:01:00+09:00
ここ数年菅平では負け続きの相手に対してFw戦で優位に立ち、自陣ゴール前の攻防でもしつこいDfで粘りを見せ36−12で勝利を収めることができました
やはりラグビーはFw戦なんだと思う
大半のマイボールスクラムでペナルティを取れるとかなり楽になるし、ゴール前のラインアウトDfでもしっかりとプレッシャーをかけることができればモールを組まれて簡単にトライを献上するようなことにはならない
Fwが力強さを見せてくれるとBkもリズムが良くなってくるので攻守に積極的な姿勢で臨めることが多くなる
まさに相乗効果である
下山すればすぐに対抗戦を迎える
今日のような思い通りの展開になることは少ないと思うけど1戦1戦を大切に戦っていけば、それはうちにとっては全て経験として蓄積され大切な試合に大きく成果として発揮できることを確信している
今日の午前は・・・
体調不良の部員を上田市内の病院に送迎した際に待ち時間がかなりあったので、伸び切った髭を剃り、明後日から会社に戻るために髪も整えないといけないのでどうしても行きたいと思っていた床屋に行ってきました
昭和16年生まれ82歳の方でしたが手許もしっかりと、かつ丁寧な仕事でとても気に入りました
自分の家のそばに有れば必ず通いたくなるような昔ながらのきっちりとした仕事で痒い所に手が届く素晴らしい床屋さんでした
1時間くらいの中で色々な話をしました
早明が強くないとラグビーはつまらない、2015年のW杯vs南ア戦は嬉しくて泣いちゃったよ、2019年のW杯は本当に興奮したけど今度は少し心配だなぁ、甲子園やっているけど国公立だけの甲子園をやらないとつまらないなぁ、菅平のスキー場は庭みたいなもんでつい最近まで滑っていたよ等々
また来年も機会があれば行きたいけどそれまで元気でいてくれると良いなぁ
明日午後練終わり次第に下山します
少し涼しくなってくれていると嬉しいのですが・・・
上田市内の床屋さん アオキ
2023.8.22
SRFC Taro.S
]]>
https://www.seikeiruggerclub.com/column_detail/id=3808
2023-08-21T22:53:00+09:00
この期間に菅平で合宿をするチームは全てを合わせると740チームくらいが訪れているらしく、自分達のレベルにあった対戦相手を探すのが容易いことがその一番の理由であることは昔と同じである
菅平に740ものチームが訪れていることびっくりしたが、それを部員数に換算し直すと減少傾向にあるという事実も確かであろう
さて、合宿も終盤を迎え皆体調不良となったりどこかしら痛いところがあるのは当然で・・・
ただ痛みの状態についてはその痛みがどのくらいであるのかは本人しか分からないので何とも言えないが、それでも痛みに耐えてどんな状態でも練習を続けている者もいれば、簡単にと言っては申し訳ないが途中で練習を抜けてくる者もいる
ここ菅平では精神力と忍耐力をどうしたら強化できるのかが僕の課題となっている
アンドレ・ジッドというフランスのノーベル文学賞受賞作家の作品に「狭き門」というのがある
キリスト教的文学作品で聖なる愛を求めるために自らを犠牲にした女性を主人公にした作品なのだが、キリスト教徒でもない僕がこの作品を読んだのは中学校の時に(勝手に)好きだった子がこの作品が愛読書だと言うことを耳にしたからなのだが今でも覚えているこの小説の真意はマタイ伝福音書の一文にあると思っていて、その一文は以下のものなのですが・・・
「狭き門より入れ、簡単に手に入れることができる門は大きくその道幅は広くその門より入る者はとても多い、しかしながら、多くの努力を重ねてやっと最高の物を手に入れるできる門は狭く、その道幅も細く、この道を見出す者は少ない」
何を言いたいかと言うと、今のうちの置かれている状況はまさしくこれなんだと感じていて、今年の目標はまさに狭き門
今の状態ではまだまだ自覚も覚悟も足りていないようなのでもっともっと各自がこのような精神をもって意識を高めていかないといけないと言うことを諭したかった訳です
合宿もあと3日
完遂するためには上記の精神を理解しつつ、それでも最後は気合しかないかな・・・
2023.8.21
SRFC Taro.S
]]>