コラム~成蹊ラグビー

歴史教育について

2020/01/17(金) 13:58

少し真面目な話
以前から思っていたことだけど歴史の勉強の仕方を変えるべきだという思いをより一層強くした出来事に昨日出会った
雑誌のコラム欄 ある高校生が日本とアメリカ合衆国が戦争(太平洋戦争)したということを知らなかったというよりむしろそんなことがある訳がないと発言していたらしい、理由は歴史の授業で習っていないからという内容のものであった
この類の話はだいぶ前にTVの街角インタビューでの話題に取り上げられ、その時のコメンテイタ―も中には頭の悪い子もいるんですね的に笑いのネタとしていたことはあったが・・・・依然としてこのような歴史認識でいる高校生が存在していることに驚きを覚えると同時にやはり歴史教育が間違っていると確信した
分からない理由は簡単だ
縄文式土器から始まり、卑弥呼だとか平安時代とかを経て幕末から富国強兵くらいで義務教育期間が終了してしまいそこから先のことを学べていないことが理由なのだろう

学んでいないことだから知らなくてもしょうがないレベルではないが、習っていないということは事実なのだ

僕たちの頃は鎌倉幕府は1192年成立と習ったが今では1188年とかになっているらしいし、源頼朝として教えられた肖像画も全くの別人とのこと
でもそんなことはどうでも良いレベルで、本当に知らなくてはならないことを学べていないことの方が深刻だ
今のような歴史教育を受けてきた世代が国民の大半になろうとしているのだから、中国や韓国の国を挙げての反日的な言動に対して自分自身の見解を述べることができない人が続出しても不思議ではない
2020年を迎えてこれからを生きていこうとしている若者には近現代に世界で何が起こっていたのかを知らなければならないというよりも知る義務があると思っている
国民の3大義務の1つに「教育を受ける義務」があるのだから政府は国民に対してしっかりとした歴史認識を教育する義務があるはずだ

2020.1.17
SRFC Taro.S