コラム~成蹊ラグビー

決勝トーナメント進出

2019/10/16(水) 16:35

いよいよ日本代表が未知の世界に突入することとなった
ラグビーW杯のことである
予選通過を願ってはいたけどプール1位通過するとは思っていなかったというのがラグビーをよく知る人の感想だと思う
俄然 国内でも注目度が上昇し、スコットランド戦の瞬間最高視聴率は53.7%(平均39.2)だったらしく、まさに国民の関心事となってることを素直にうれしく思う
今ではマイナースポーツに分類され、過去のラグビー最盛期を知っている我々世代からすると悔しさと他スポーツへの羨望感しかなかったが、この「俄かブーム」が「俄か」とならないかが最早の心配事となっていしまっている
「なでしこJapan」の先例があるように、彼女たちがW杯で優勝した後の現状をよく見れば日本人の冷めやすい気質は誰もが承知していること

協会が新しい体制になって真のプロ化を目指すリーグの立ち上げに奔走しているがその実態は依然として不透明である
理想としているJリーグのような地域密着、低年齢層の確保、下部リーグの充実、それ以上に急務な指導者の育成体制など課題は山積しているし、一流選手であっても選手寿命が他のスポーツよりも極端に短いのでセカンドライフを如何に充実させることができるのか、ラグビー終わったら何もなくなってしまうような世界しか見えなければそこに飛び込んでくる人は増えない

早慶明ラグビー全盛のノスタルジー世代、それと共存していた古き良き社会人ラグビーを知っている世代が今までのラグビー界を支えてきたと言っても過言ではないし、トップリーグ構想の失敗も皆が目の当たりにしているので新しいリーグ構想に懐疑的な人が多いのも納得できる
しかしながら現状を打破するためにはとにかく新しいことにチャレンジしなくてはならないし、そのタイミングは間違いなく今しかない

20日から始まる決勝トーナメント
リーチ主将率いる日本代表のますますの大活躍を願ってやまない

2019.10.16
SRFC Taro.S