コラム~成蹊ラグビー

就職活動に思うこと

2019/06/18(火) 16:50

6月1日の就職解禁日から半月ほど経った
ラグビー部も女子マネージャーの数名と教職志望の2名の学生を残して大半の学生に内々定が出たので担当者としては少しホッとし始めた頃である
※女子の採用は大概の企業が総合職以外は後回しになるので男子部員よりも女子マネージャーの方が内々定が出るのが遅いから例年と比べて違和感はない
最近は若手OBにそのほとんどを任せているので僕自身の出番は少なくなってきている
僕の出番があるということは苦戦している子がいるということなのでそれはそれであんまり喜ばしいことではないから今年の就活もほぼ順調に行ったと感じている
思い通りの企業から内定を得た子もいれば当初とは思いもよらなかった企業へ進む子もいる
それは思い通りに行くことが望ましいには違いないけれど、要はその先の方が大切なのだ
内定を得ることがすべてではなく、そこからが新しいスタートだということに気付いてほしい・・今この瞬間だけ一喜一憂するのは構わないがいつまでもこの結果を引きずらない方が良いと毎年思っている

来年度以降の経団連の指針によるとこれまでの採用方法を全面的に見直しをしていくとのこと
だけれども・・・ではいつどのような方法となるのだろうか皆目見当もつかないが、そんなに目新しい方法があるとも思えない
結局は各社独自の採用方法となるのであれば、今でいう「解禁日」などがなくなり各社バラバラな時期に採用を始めそれがどんどんエスカレートしていき新4年生になるときにはすでに内定先が決まっているということとなっていくだろう
通年採用を掲げている企業もあるが、それは内定辞退者の穴埋めの手段でしかなく各社平等にうまい具合に採用活動が収まるようなことにはならないと思っている
そもそも平等な採用活動など存在しないのだから○月○日から採用活動を開始します!と正々堂々と宣言をする企業が出現することを期待している
それがいつスタートだろうとそれこそ民間企業であればそれは勝手で構わないはずだ

なので今の3年生にはすでに就職戦線が始まっているという認識を持ってもらいたいものである

2019.6.17
SRFC Taro.S