コラム~成蹊ラグビー

ブレディスローカップ

2018/10/17(水) 17:25

10月27日に8年ぶり(前回は2009年10月31日 国立競技場)にブレディスローカップが日産スタジアムで開催される

ブレディスローカップとは、1931年から始まったオーストラリア代表ワラビーズvsニュージーランド代表オールブラックスの対抗戦の事であり、ラグビーワールドカップでの対戦以外でこの両国が行う試合はすべてこのブレディスローカップに組み込まれる

ブレディスローとは1931年の第1戦に優勝杯を授けた第4代ニュージーランド総督であったブレディスロー卿にちなんでいる
※ニュージーランド総督とは、ニュージーランドの国家元首であるニュージーランド国王(=英国国王)によって任命され、その代理を務めるので、一般的にはNZの国家元首としての存在である(by wikipedia)

当初は不定期年の開催であったが1982年からは毎年開催されることとなり、2008年からは海外プロモーションを目的に第4戦目を海外で行うようになり、日本開催はこれで2回目(香港2回、米国1回)

過去の対戦成績はニュージランド46勝、オーストラリア12勝
既に今年の勝敗はついているので両チームがどのくらい真剣に戦うかは不明だが、いずれにしても本場のラグビーが生で観ることができるのはすごいことだと思う

それにしてもいつも思うことだけど、日本の球技場は陸上競技場との併設が多いのでトラックフィールドの分だけ熱戦から遠くなってしまい臨場感に欠けてしまうのが残念だ
国土が狭い上に、スポーツ全体が学校でのクラブ活動が中心に発展してきた弊害だと思う

現在、Jリーグの発展に伴いサッカー場の整備はなされてきたが、トップリーグは資金力不足もあり競技環境は整っていないのが現状である
いよいよ来年に迫ったラグビーW杯 将来、国内でのラグビーがその競技環境と共にどのように発展していくのかその真価が問われる大会となるだろう

2018.10.17
SRFC Taro.S