コラム~成蹊ラグビー

梅雨

2018/06/06(水) 12:45

とうとう関東地方も梅雨入りしそうだ 誰もがこの梅雨は好きではないと思うけど・・・僕は世界で一番好きではないと自負している
と言う話を友人としていたら、その友人も自分の方がその気持ちは上だということで、どちらの方が梅雨がより一層嫌いなのかという下らない論争をLineでしたばかりだが・・・

梅雨とは、6月から7月中旬、中国の長江下流から朝鮮半島、日本列島(北海道を除く)に出現する雨季であり、中国では「梅雨(メイユー)」、韓国では「長霖(チェンマ)」と呼ばれる東アジア特有の気候である
雑節の一つに入梅と言うのがあり、これは太陽が黄経80度を通過する日であり、毎年6月11日か12日 立春から数えて135日目にあたる

でもなぜ、「梅」と言う言葉が入るのだろうと思って調べてみると
「梅の実が熟すころに降る雨」とか「黴(かび、’ばい’と読む)が生えやすい時期の雨、ただし、黴では語感が良くないので同じ発音の梅を当てた」と言う説などがある また、梅は東アジア特有の植物らしいので、「梅」が充てられたのだろうと思われる

日本ではこの梅雨と言う言葉は江戸時代に中国から伝わってきたが、それ以前は「五月雨」と言っていたらしい
「さ」は陰暦の5月(現在の6月)を示し、「みだれ」は水垂れを意味している
五月雨式なんて言われるが、それは長くだらだらと続くさまを表現しているものである

梅雨は農作物の成長のために必要であることは理解をしているが、できることなら適所に適量で良いのであって、今年の予報のように例年よりもだらだらと長く、しかも雨量が多いというのは止めて欲しいと心底願っている

2018.6.6
SRFC Taro.S