コラム~成蹊ラグビー

熱海

2017/11/07(火) 12:05

最近仕事で熱海を訪れることが多い

東京からのアクセスは新幹線「こだま」で45分、車だと混み具合にもよるが大体2時間弱で着くことができるので昭和の時代は新婚旅行のメッカであり、また今はほぼ絶滅した「社内旅行」の定番の地であったが、1990年代以降旅行形態が団体から個人へと移行し、バブル崩壊後の対応も後手に回り、宿泊施設の減少と共に観光客数も減少傾向である

日本大百科全書によると・・・平安、鎌倉の頃には阿多美郷と言われ、温泉地としてのその由来は古く仁賢天皇(在位西暦488-498年)の頃より海中から熱湯が湧き出ているところとしての「熱海」という地名の起源とされており、1597年には徳川家康が入湯して以来、将軍家の温泉場として繁栄をしていた
温泉の源泉数は300を超え、毎分1万リットルを超える温泉が湧水し泉質も単純温泉、塩化物泉や硫酸泉水など多種多様だそうだ

尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の寛一・お宮の舞台のお宮の松、熱海梅園、MOA美術館(国宝多数)、双柿舎(坪内逍遥ゆかり)など豊富な観光資源を有するので富士伊豆箱根国立公園の中心地的な役割を果たしている

車で行くことが多いが、道路状況を見て真鶴経由の海沿いを道を通ったり、箱根ターンパイクなど芦ノ湖と富士山を眺望できる道を選んだりと存分にドライブを楽しめることがその理由だ

ドライブ途中には石橋山古戦場や源範頼終焉の地など源氏ゆかり場所も多く、歴史探訪もできてミカン狩りなども楽しむことができる熱海界隈の素晴らしさを皆にもっと理解をしてもらい、かつてのように多くの観光客で賑わうような場所として復活して欲しいと思っている

2017.11.7
SRFC Taro.S