コラム~成蹊ラグビー

勧善懲悪

2017/08/04(金) 12:05

子供の頃、学校から帰ると必ず見ていたTV番組は再放送の時代劇であった

水戸黄門、大江戸捜査網、暴れん坊将軍、遠山の金さん等々「勧善懲悪」が定番で、権力のある悪者が決まったパターンで成敗されていた

〈懐かしいお決まりの場面 遠山の金さん〉
遠山金四郎:「遊び人の金さんという男をしらないかい?」
悪者の親分:「誰ですかそいつは?・・・面白いじゃないですか・・いるというだったらそいつをここに連れてきてくださいな」
その手下達:「そうだそうだ つれてきてもらおうじゃねえか!」
遠山金四郎:「そうかい・・そこまで言うんだったらみせてやろうじゃないか! この背中に咲いた桜吹雪、散らせるもんなら散らしてみな・・・・」
悪者一同:愕然として桜吹雪を見入り、うなだれてしまう

こんなシーンが毎回毎回繰り広げられ、それを飽きずにというかその場面見たさに見入っていたものだった

現代のTVドラマで視聴率も高かった「半沢直樹」、「ドクターX」にもこの要素は取り入れられており、我々日本人は勧善懲悪が好きな民族ではないかと感じている

そのルーツは?と探してみると、聖徳太子の十七条憲法の第六条には「懲悪勧善、古之良典」というのがある
つまり、悪を懲らしめて善を勧めるのは、古くからある良いしきたりであるということが聖徳太子以前の古来から認識されているある意味で日本人のDNAとして染みついている感性なのかもしれない

そんなことが判ると・・今の国内には「勧善懲悪」されて欲しいことが沢山あるので誰かが出てきて成敗して欲しいものである

2017.8.4
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