コラム~成蹊ラグビー

就職活動

2017/04/21(金) 13:22

3/1会社説明会が解禁となり、ビジネス街やターミナル駅にはダークスーツ姿の男女学生たちの姿をよく見かけるようになった

 

ラガークラブで就職支援関係のことをしていることもあり某有名な就職サポートサイトに登録してみたが、毎日大量にメールが届き目を通そうとするとまた同じサイトの別メールが届く・・それが延々と続くので会議などでしばらく携帯から離れていると恐ろしい件数が未読状態となってしまっている

 

時間や曜日とか関係ない 休みの日でも夜中でも一日中携帯からメール受信の知らせが鳴る

 

最初のうちは学生に何か役立つことがあるかもしれないと思ったのでピックアップしながら情報を得ようとしたが、その大半は周知のことであったり、逆にそんなことはないだろうということも多かったので途中から受信後即削除していたがあまりにも頻繁なので怖くなってしまい登録解除をした

 

大量な情報が与えられることが当たり前だと思い、逆に来ないと不安になってしまう「なんとか症候群」に部員たちも陥っているのではないかと心配になる

 

ダークスーツ姿にも同じことが言えると思う

 

皆と同じことをしていないと不安になってしまうのかもしれないが、僕にしてみたらみんな同じに見えてしまうのでもったいないと思ってしまう

 

僕らの頃は・・などというと時代が違うよとか批判があるかもしれないけど、同じスーツ姿でもネイビースーツやチャコールグレー、それぞれに色のバリュエーションも豊富でスーツ一つとっても少しでも個性を出そうとしていたし、僕は運動部であることを分かり易くする為に学生服で面接を受けていた

 

その方が面接官も「運動部の方ですね、ちなみに何部ですか」なんてなるから、最初から自分の土俵で面接が始まることが多かった

 

就職活動は別に個性を争う場ではないので、集団心理的な要素が多くなるのは仕方がないのかもしれないけど、そんな精神構造では入社した後に苦労してしまうのではないかと思う

 

最近は入社3年以内の離職率が30%超えるそうだ

 

とても苦労した就職活動を経てやっと内定を得た会社にもかかわらず、なぜそんなに簡単にやめることができるのか理解に苦しんでしまうが、そもそも就職活動の入り口から間違っていたとしか思えない

 

幸いラグビー部の学生が3年以内に離職したというは話はほとんど聞かない

 

これは、学生と就職をサポートしている若手OBとの間でしっかりとコミュニケーションが取れているので入社後にギャップを感じることが少ないことがその要因であると思っている

 

そういう意味でこの時期に真のボランティア活動として学生の就職活動をサポートしてくれているOB達には本当に感謝しかない

 

 

2017.4.21

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