コラム~成蹊ラグビー

奇跡の人

2017/04/14(金) 15:22

 

新しい環境にも慣れたのでコラムを再開したいと思っていますが・・・今日で熊本地震発生からちょうど1年が経ちました

 

清正公が建てた熊本城が崩壊した姿に愕然としましたが、最大震度7の地震が短期間で2回も発生し、震災関連を含めれると225名の尊い命が失われました

 

昨日のTVニュースでは震源地の益城町で約1年ぶりに学校給食が再開され喜ぶ小学生の姿が映し出されていましたが、私はまだ被災地が復旧途上であることに気づかされました

 

ここに改めましてお悔やみを申し上げますと共に被災地に寄り添う心を持たなければならないと感じています

 

 

さて、今日の題は奇跡の人ですが、我々が一般的に思い出すのは『The Miracle Worker』のヘレン・ケラー女史のことである が しかし、まず、そもそも奇跡の人は我々が思い描いているヘレン・ケラーのことではなく彼女の家庭教師であったアン・サリバン先生のことを言うらしい

 

おそらく、多くの人が誤解をしていると思う

 

そんなサリバン先生は1866年の今日(4/14)合衆国マサチューセッツ州で生まれたが、3歳の時に罹った病気により盲目となってしまった

 

パーキンス盲学校に入り訓練と手術により視力を弱視程度に回復することとなったようだが、この時の経験がヘレンケラーの3重苦(視覚、聴覚、聾唖)を克服させるために役立ったと言われている

 

サリバン先生とヘレン女史との出会いには、あることで有名な人がかかわりを持っている

 

その人の名は『アレクサンダー・グレアム・ベル』、そう彼は電話の発明者として有名だが家庭環境(母親と妻が聾唖者)もあり、しょう紅熱が引き起こす聾唖の研究をしており、聴覚障害教育の研究者だったのでサリバン先生をヘレン・ケラー女史に紹介したのだ

 

ヘレン・ケラー女史が起こした奇跡はここで述べるまでもありませんが、そこにはサリバン先生の強い影響があることは想像に難いです

 

彼女が残した有名な言葉を紹介します

 

『失敗したら初めからやり直せばよいのです、そのたびにあなたは強くなっていくのだから』

 

『The iracle Worker』には何かに働きかけて奇跡を起こす人という意味があるそうなので、今年の成蹊ラグビーは全員がサリバン先生となって奇跡を起こしてほしいと思っている

 

 

2017.4.14

SRFC

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