コラム~成蹊ラグビー

お彼岸

2017/03/21(火) 17:42

昨日(3/20)は彼岸の中日 つまり、春分であった

彼岸とは雑節(節分、八十八夜、入梅、土用など)の1つで春分・秋分を中日として前後3日間を併せた各7日間のこと

今年の春分としては 彼岸の入りが3/17、彼岸明けが3/23である

一般的には中日にご先祖様のご供養をし、残る6日間は悟りの境地に達するために必要な6つの徳目『六波羅蜜』を1日に1つづつ修める日に充てるとされている

六波羅蜜(もしくは六波羅蜜多)とは仏陀になり得る資質を獲得するために実践する項目のことで以下の6つになる

①布施波羅蜜:財施(喜捨)、無畏施、法施など見返りを求めず分け与えること
②持戒波羅蜜:戒律を守ること
③忍辱波羅蜜:耐え忍ぶこと
④精進波羅蜜:努力すること
⑤禅定波羅蜜:特定の対象に心を集中すること
⑥智慧波羅蜜:前の5つの波羅蜜はこれを成就するための手段であるとのこと

『日本後記』によると806年に初めて彼岸会(お彼岸の期間に行う仏事)が行われたそうで、春分と秋分の日には太陽が真東から昇り真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し遥か彼方の極楽浄土(西方浄土)に思いを馳せたのが始まりとされている

彼岸には「ぼたもち」、「おはぎ)」をお供えし食べる風習があるが、これは彼岸の頃に咲く牡丹(春)、萩(秋)に由来すると言われている


ラグビー部的には、②規律(ルール)を守り、③厳しい練習に耐え忍び、④常に強くなろうと努力をし、⑤対抗戦で勝つことを目的として常に集中することで⑥『智と慧』を得ることができ目標を達成できるのだということになる

1週間はちょうど7日間あるので、毎週毎週お彼岸のつもりで過ごしてほしい


2017.3.21
SRFC
Taro.S